今晩せりのおひたしを作ったのだけれど、今回のせりはちょっとしっかりしていました。
子どもが「なんか今日のせり、太いね」って言うくらい、とはいえほんの少し感じる程度なのだけれど。そしたら、根っこも幾分太くてしっかりしていました。
気候が春に向かう中で、せりも勢いが出てきたのかもしれないですね。
せっかく太い(幾分ね)根っこが手に入ったんだもの、これをみすみす捨てるわけにはいかない。もちろん、きんぴらにしよう。
おいしいんだな、これが♪
茎の根元で切り落としたせりの根っこをていねいに洗います。泥を落として、汚い根っこは思い切って捨てます。っていっても、この作業してると、ちょっとくらい汚くても食べられるような気がして、捨てる方に置くのがもったいなく思えてきます。
この時点では根っこの根元(わかるかなあ)は固まりとなってひっついています。これを包丁で落としてバラバラにします。
フライパンにごま油をひき、セリの根っこを入れ、さっと炒めて、少ししんなりしたら火を止めるか止めないくらいで醤油を回しかけてできあがり。
盛りつけて、仕上げに上からすりごまをふってみました。
うーん、せりのいい香りがする。こういうのは味はシンプルなのがいい。しょうゆだけなのがかえって味を引き立てると思う。
ごまはなくてもいいくらい。
きりっとした味でごはんが進みます。
しかし、せりひと束では如何せん、これだけしかできません。それがまた有難くてみんな味わっていただいてくれるのがうれしい。
春の香りはこんなふうにしても楽しめます。子どもたちも大好きな、季節限定のごちそうです。