2019/09/17
先週土曜日に、品川のキャノンSタワーで開催されたトークイベント「スポーツの決定的瞬間を伝える~カメラとペンの立場から~」に行ってきました。
スポーツジャーナリストの生島淳さんと文藝春秋写真部長で日本雑誌協会 スポーツ記者クラブ代表幹事の佐貫直哉さんの対談です。
文藝春秋のスポーツ誌といえば「Number」ですね!私もフィギュア関係が載っているときには見ています。Number Webもね。
スポーツカメラマンの裏話がおもしろかった。
佐貫さんがカメラマンとして行った1992年のバルセロナオリンピックの頃はまだフィルムカメラの時代。
フィルムが限られているので、大切に撮るようにして、今のようにはシャッターを押さなかったとか。それでもスーツケース1つ分すべてフィルムだったそうです。日本にフィルムを持って帰るまでどんな写真が取れているかわからない時代でした。
カメラの進化と通信技術の進化で、今は瞬時に写真を送れます。見るほうにとっても高性能カメラの鮮明な写真で、いい時代になってきました。
今のカメラマンたちはとにかくシャッターを押す。佐貫さんは管理者の立場で写真を選ばなくてはならないので、枚数が多いと大変なのですって。(老眼の進行とか・・・)
しかし、テニスやゴルフではシャッター音で選手の気を散らしてはいけないので、選手が玉を打つ瞬間にシャッターを押すそうです。配慮が必要なのですね。
キャノンタワーの1階では、日本雑誌協会報道展「平成アスリート戦記」という写真展をやっていました。
一瞬を切り取ったスポーツ写真は躍動感がかえって映像より素晴らしく見えます。感情とかエネルギーの爆発が迫力を持って伝わってきますね。
羽生さんのSEIMEIのハイドロ。
展示されていたのは、多分この写真だったと思うけれど(違っていたらごめん)。ネットや雑誌でよく見る写真です。
大きい写真でしたが、腰や足が等身大に近いのかな。筋肉がぐっとこちらに迫ってくる感じがします。やはりアスリートだなあと思いました。
この写真展は10月28日(月)までです。