2019/06/15
豊島区の「エポック１０フェスタ2019」の講演会に行ってきました。
講師は東京新聞社会部記者の望月衣塑子さん。
「私にできることはなにか ー社会部記者としてみた現実ー」
あの望月衣塑子さんです！
楽しみにしていました。
望月記者は黙って立っていれば清楚な美人ですが、早口で機関銃のように語り、菅官房長官との攻防は声色も変えてしゃべってくれて本当におもしろいのです。
1時間半の講演と30分の質疑応答タイムの予定でしたが、終了時間ぎりぎりまで、用意したパワーポイントに沿って話してくれました。
驚いたのは、言いよどみも言い間違いもなく、開会のあいさつを除いて1時間50分ほど話されましたが、その間1度も水を口にすることもなく、休憩もありません。最後のほうは予定していた内容をこなすために一層早口になり、パワポもどんどん繰っていくのです。
すごいエネルギッシュな人だなあ。
その度合いが突き抜けています。こんな人見たことないと思いました。
抜きん出てくるはずだと思いました。
内容は多いのですべてを書くことはできませんが、結局、真実はなにか、政界で何が行われているか、政治家には本当のことを言ってほしい、正確な情報を国民に伝えたいという思いで動いていらっしゃるのが伝わってきました。
今の政治…安倍政権はやはりおかしい。こんなに長期間一人の人物が政権を担当すべきではないのです。どんどん独善的になっている。
それを隠すために、マスメディアが操作され、政権に物申すマスコミ人が排除されて、政権寄りの報道が残っていきます。古舘伊知郎さんが報道ステーションを降板し、クローズアップ現代の国谷裕子さんがおろされ、姜尚中さん、金子勝さん、青木理さんといったコメンテーターが登場しなくなる。
私の意見ですが、最近では、年金の2000万円貯蓄問題。麻生さんは発言を、国民に不安を与えるから報告書は受け取れない、と引っ込めてしまいましたね。
これは例えれば天気予報、台風情報みたいなものだと思うのです。必要があって前もって知らせておくもの。それを不安を与えるからと台風情報を引っ込めるようなものです。明らかにおかしい話で、今後も追及していってほしいと思います。
安倍首相のイラン訪問。
アメリカとイランを取り持つ仲介役で、安倍首相は頼まれたことに気をよくして出かけて行ったのかもしれませんが、結果は失敗。日本のタンカーが攻撃されるという想像もしなかった事態。
結局、安倍さんは甘かったし、トランプ大統領という人がアメリカにいる限り、イランはアメリカを信頼しないと思いますよ。あれほど自己中心的でアメリカファーストと叫んでいる人を信頼はできないと思います。
・・・ここまでは私の考え、望月さんのおっしゃったことではありません。
望月さんのお話です。
防衛省が導入するイージス・アショア2基の値段、4500億円。奨学生に毎月4万円×4年間支給すると、20万人の学生を助けることができる額と同じだそうです。
イージスアショアは、地上から高性能レーダーで大気圏外の弾道ミサイルを探知・迎撃するのです。それは若い人に教育の機会を与え、将来の日本を支える人を育てる以上に大切なことなのかしら、必要かな？
東京新聞 ↓
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201811/CK2018110902000152.html
2019年の防衛費予算5,3兆円。これをもっと教育福祉や非正規労働者対策に持ってこれないのか、とため息がでますね。
望月記者は本を出されています。
私は今のところ2冊読んでいますが、ご紹介しておきたいと思います。皆さんにもぜひ読んでもらいたいと思っています。
この本を元にした映画が6月28日から全国で公開されます。
私も見に行こうと思っています。
https://shimbunkisha.jp/
東京で公開前のシンポジウムもあるようですが残念ながらチケットは完売。大阪はまだあるようです。
https://shimbunkisha.tumblr.com/post/185057061965/映画新聞記者公開を記念してシンポジウム官邸権力と報道メディアの現在
下は私が最初に読んだ本、このブログでも紹介していませんでしたが、日本は武器を海外に売り出しているのです。いろいろ知らなかったなあとびっくりします。
読みかけ中の本。
望月記者には働き過ぎないように健康に気をつけて、と声をかけたい気持ちです。
