山歩人・吉克の山楽日記

北海道の“山”を中心にオールシーズン山歩(散歩)・・・単独登山多し、山をテーマに限定(時々脱線♪)した気まぐれ日記です‼

🐻三毛別ヒグマ事件 VS オソ18ヒグマ事件🐻

2023年09月21日 | 🗻山の勉強

三毛別ヒグマ事件

🐻三毛別ヒグマ事件🐻

1915年・大正4年12月、巨大なヒグマ🐻が2日間にわたって三毛別(現・苫前町三渓)の集落を襲い、胎児を含む7人が死亡、3人が重傷を負った事件発生から6日目に猟師によって射殺体長2.7m、体重340kg…推定7-8歳のオス♂…討伐隊600人…用意された鉄砲60丁…このヒグマは冬籠もりの時期を逃した穴もたず…厳冬期でも餌を求めてどん欲に動く…事件の前にも人家を襲った前科があり、味をしめていた…(o|o)スペシウム光線では勝てない

事件から50年後、地元の営林署の職員が獣害史最大の惨劇苫前羆事件として発表その後、吉村昭氏が羆嵐として小説化し、全国に知れ渡った。戸川幸夫氏は小説羆風を発表。戸川氏が綿密に取材し小説化…その物語を漫画家・矢口高雄氏がダイナミックに描いた恐ろしい光景…腹破って胎児を食べるヒグマ…恐ろしい…

現場には当時の民家とヒグマのレプリカ(上半身のみ)が設置され、観光客が多く訪れているこっちのヒグマ🐻が一番不気味だった多くの人が犠牲となり史上最悪の獣害として知られる三毛別ヒグマ事件の復元地(苫前町内三渓)は興味があれば一度訪れてほしい

 

🐻🐻🐻🐻🐻🐻🐻🐻

 

🐻OSO18・オソ18ヒグマ事件🐻

OSO18…2019年の被害から4年…怪物🐻の最期はあっけなかったOSO18・オソじゅうはち…別名は忍者グマ…推定9歳6カ月のオス♂体重330kg三毛別羆事件のヒグマとほぼ同サイズ体長2.2mと三毛別よりやや小さい…名前の由来は、最初の被害地域・標茶町オソツベツと、その足幅が18cmあったことからつけられたコードネーム2019年から2023年にかけて乳牛🐄を襲撃…標茶町と厚岸町でOSO18に襲われた牛は合計66頭、32頭が殺された放牧牛最大の惨劇…ハンターが朝夕待ち伏せても捕らえられない…夜間の猟銃発砲を禁止している鳥獣保護法の内容を知っている用心深さ鳥獣保護管理法38条第2項で夜間や住宅街での猟銃の発砲は鳥獣保護法で制限されている

OSO18は、2019年当初、放牧牛ばかりを狙っていたが…2022年に入り襲撃が牛舎🐄や民家にも近づく…2022年7月の襲撃は、殺した牛の内臓🍖をその場で食べ、翌朝に約100m離れた沢まで引きずって行って肉も食べるなど、餌に執着するヒグマならではの習性…2023年では牛のロースのみを食べる偏食パターンも見せ、混乱を生んでいたヒグマ🐻は孤独性の強い動物だ…特に人間に強い警戒心を持ち…人を避けて生活する…警戒心が強いため、殆ど人前には姿を見せない人間が仕掛ける罠には一切かからない…罠の形や餌を変えて仕掛けても、結果は同じ…OSO18は、高度な学習能力を持っていた

今年7月30日に釧路町仙鳳趾村オタクパウシの牧草地で釧路町農林水産課の職員によってあっけなく駆除された…当初は普通のヒグマ🐻と思われていた…処分後のDNA鑑定で…OSO18だった…「クマ撃ったらこいつだった」「まさかOSO18とは思わなかった」…というあっけない幕切れOSO18他のクマとの縄張り争いなどで負けて手負いだった可能性もある… OSO18に手傷を負わせる強いヒグマ🐻がまだまだいるとの話も

ばかり食べていたOSO18の肉🍖は「野性味と濃いうまみがあった」とか…クマ肉🍖には身体を温めたり滋養効果が期待、脂が甘く、コラーゲンも豊富という…OSO18の肉は全て売り切れ

はなからOSO18と分かっていれば記念として剥製にしていたようだが、銃弾でバラバラになっていたため、剥製にはできず、部位は処分…食用の肉として流通、東京のジビエ料理店炭火焼🔥として、白糠にある精肉加工会社で加工された後、釧路のジビエ料理店味噌煮込みとして…通販サイトでクマ肉🍖として提供…最高に美味かったらしい

OSO18駆除後「クマ殺すな~」「かわいそう」などの抗議が相次ぐ…ヒグマの捕獲や有害野生鳥獣駆除に懸念を持つ団体や個人は多い…一度OSO18のようなヒグマを近くに(道外に)移住させるべきではないか…ヒグマ捕獲の妥当性を説明するのは難しい…

おまけ道の駅・おびら鰊番屋「ニシン丼」道の駅・風Wとままえのレストラン風夢「ふわっとセット」はホタテ丼…消費拡大風Wとままえの🍦ソフト350円24条🔥で反省会を嗜む増毛国稀酒造ヒグマ🐻・・・

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

離島で孤立?・・・満喫一等△天売島&焼尻島🏝

2023年09月14日 | 🗻山日記

天売島赤岩展望台

天売島最高峰一等三角点△「点名:天売島」183.5m一等三角点△「点名:焼尻島」59.9m

初の天売島&焼尻島観光シーズンのフェリー欠航率は高くはないが、5月と9月は少し注意が必要だ

🕶小生は一等三角点△踏査へ…N氏は旭川マラソン大会の練習

2日間…凪&快晴&無風&夏日だったサワーと缶ビール2缶で寛ぐ…寛ぎすぎ…部下のS氏曰く「たまにリフレッシュも必要です!」と…寛大

焼尻島到着天売島到着

…が…予約したと思われる宿に着いたら…閉まっている

電話すると「え聞いていないいま本島(北海道)にいるので対応は無理とのこと…数週間前、一体どこに予約したのだ…電波障害等で他の宿につながったのか孤立

フェリーターミナルで野宿するか食いもんはニシンの切込みビール&日本酒しかない

カァーΣ^)/カァーΣ^)/アホーアホー☆ミ カァーΣ^)/カァーΣ^)/アホーアホー☆

近隣の宿を懸命に探すなんと嬉しいことに2名キャンセルした宿があって民宿栄丸にお世話になる…サバサバしたいい女将だった…「夕食も何とかするよ」「遊んできな~」と…

夕食までN氏は走った…小生は競歩で島を一周した。赤岩海面から38mの高さに垂直に切り立った奇岩夕日焼尻島が小さく見える…

民宿栄丸の夕食は海鮮バーベキュー大皿にホタテ、ウニ、ツブ、エビ、イカ、ナメタガレイ…缶ビールや地酒は持参したが…ジョッキ500円と安い前浜で採ってきた魚介類炭火🔥で焼いて食べる最高しかも海鮮丼付きキモくなるN氏朝食

観光シーズンは女将息子に戻り手伝っていた…感動

翌朝天売島を徹底散策N氏は不明

島の最高峰目指すよ~藪漕ぐよ~マムシ注意との看板多し…マムシグサマムシ…天売島にマムシは多いとか抗毒素血清は3本しかないとのこと…嚙まれたら3時間以内に投与が必要…ちなみに、焼尻島にマムシはいません

三角点まで数カ所の標石…100m程度の藪漕ぎだったが根曲がり竹の激藪に比べたら天国むかしの灯台あとかな一等三角点△「点名:天売島」183.5mツリガネニンジン焼尻島観音崎展望台透き通るが美しいカラスしかいなかった海鳥観察舎

天売島たち…一番多かったツリガネニンジンぐるっとツリガネニンジンだらけだった釣鐘人参薬草の花なので暮らしに上手く取り入れていたのかな三角点周囲に多かったウツボグサマムシグサの実🐍も多かった…キタノコギリソウ…路ハマヒルガオ…路セリ科…路エゾミソハギ…路ジャコウアオイ・麝香葵別名:ムスクマロウ…美しく野生化している…梅沢俊氏「新北海道の花」図鑑には、ジャコウアオイという名で掲載…道北に多い花ツユクサハマナスハマナスの実ハマヒルガオブタナ…ぶったな終わりのエゾカワラナデシコミヤマアキノキリンソウメマツヨイグサ…目眩強い草ナガボノシロワレモコウススキ・・・等々

 

厳島神社海竜寺天売高等学校…全国から生徒を募集東京からの生徒受け入れが多いとか…全校生徒17名…ここ数年で最も生徒の多い年…全員が島外出身の構成…日本最小規模の高校だ生徒は働きながら学校に通う生活をしている天売島灯台休憩舎ノゴマ館付近の散策路天売島周辺海域海難遭難者慰霊之碑廃屋・空き家多しB・PORT…ランチ営業のみみたいとこやさん天売島海鳥情報センター・海の宇宙館天売港また来るよ天売島

天売島周囲11.6㎞/標高185m/人口273人(令和3年)/アイヌ語のテウレ・魚の背腸に由来/ウミガラス🐤オロロン鳥の唯一の繁殖地で海鳥の楽園/両島で唯一の医療機関として天売診療所がある/明治時代以降、ニシン漁従事者による乱伐山火事の発生により島内の森林🌳の大半を喪失。生活に必要な水資源に事欠くような状況となったため、第二次世界大戦後、治山事業🌳により植林を開始/水道水源林貯水池がある/フェリー羽幌港焼尻島天売島(期間限定:高速船1時間フェリー1時間35分)

焼尻島周囲10.6㎞/標高94m/島の3分の1が原生林/人口198人…かつて6,000人が暮らしていた/アイヌ語のエハンケ・シリ(近い島)、ヤンケ・シリ(水揚げする島)に由来/対馬海流を受け道北としては温暖/通常でも波が荒く波力発電の実験地/崖が多い天売島と違って平坦/😺猫多い/フェリー羽幌焼尻(期間限定:高速船35分フェリー1時間)/羽幌町営焼尻めん羊牧場は道内唯一の公営牧場だったが、最後の飼育員が令和5年8月末で退職、新規採用の見通しも立たないため、同年8月末までに全ての羊を出荷して閉鎖…が…下川町で「あべ養鶏場」を経営する東郷社長が継承すると明らかに…閉鎖から一転…焼尻めん羊牧場存続へ

低気圧が近づきそうで…焼尻島はのんびりできなかった焼尻島の猫厳島神社明瞭だがやや藪漕ぎ簡単にみっけった△一等三角点△「点名:焼尻島」59.9m

離島好きになったN氏は来年から焼尻めん羊牧場走りながら働くそうだまた来るね天売・焼尻

離島振興の理念…離島がもつ美しい自然…のんびりした生活…文化的な豊潤さ…島民とのふれあい…など…To Be Continued 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒ素鎮圧!蘭越水蒸気噴出問題・・・チセヌプリ&東△西△

2023年09月02日 | 🗻山日記

蘭越水蒸気噴出止まるチセヌプリから

6月29日ヒ素を含む水蒸気の噴出発生から2カ月の8月28日で、水蒸気の鎮圧作業が完了井戸は廃坑…調査主体の三井石油開発は、8月12日に井戸への注水を始め、8月19日までに蒸気の噴出を抑制…24日以降、砂利やセメントを順次投入していた…やっと鎮圧

当時、噴出発生以降、蒸気が高さ約60m~100mまで立ち上る状況が続いていた。作業員らの体調不良者が19人。周辺河川でのヒ素の検出や森林の変色なども発生し、農作物の風評被害も出ていた

蒸気噴出事象の噴出抑制作業により、8月7日ら一部通行止めとしていた道道岩内洞爺線・ニセコパノラマラインは、8月17日に解除…久々にチセヌプリを周遊した。

ちなみに、ひじきにも1㎏当たり34~117㎎のヒ素が含まれている…水洗いや水戻し等の処理で低減させている

午後…チセヌプリ長沼神仙沼パノラマラインを走ってさくっと周遊した

暑さまだ厳しく…すれ違い3人

何度来てもいい眺め…ヒ素現場付近の森林🌲は全滅に近いのではないか…

ちっこいあっという間の山頂…二等三角点「点名:袴腰」チセヌプリ1134.2m…数年ぶり5回目かな長沼チセヌプリ神仙沼池塘シャクナゲ岳パノラマラインからのチセヌプリチセヌプリ登山口駐車場周遊125分

出会った🌺植物…登山道より道路沿いの方が多かった

土砂流出防止金網ネットからシラタマノキの実の大群落登山道はこんなもんヤマハギの大群落メマツヨイグサハイオトギリソウ…黄色と赤い実が特徴ゴゼンタチバナの実ガマズミウメバチソウアキノキリンソウエゾオヤマノリンドウ登山道のエゾオヤマノリンドウヤマハハコフデリンドウ…など

おまけ四等三角点「点名:西山」158.6m三角点△は埋められていた四等三角点「点名:東山」△埋められていなかった夫婦岩二代目・近野食堂塩分補給🧂帰路…八剣山晴れている…登って帰ろう

蘭越米は、日本一美味しいコメを決める「米―1グランプリ」で最高賞のグランプリに輝いたこともある…近年、道外のコメは高温障害等であまり美味しくないような気がするが…ゆめぴりかななつぼしなど道内産のコメはどれも美味い…今秋収穫の新米はうまいぞ~

たまに買う某出店(国道沿い)のゆできび🌽も美味い…特に塩加減・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする