山歩人・吉克の山楽日記

北海道の“山”を中心にオールシーズン山歩(散歩)・・・単独登山多し、山をテーマに限定(時々脱線♪)した気まぐれ日記です‼

御嶽山噴火で思い出す有珠山の罹災調査

2014年09月30日 | 🗻山の勉強

現代ビジネスから〕突然、噴火した御嶽山(3067m)は日本100名山の1つであり3000m級にしてはロープウエーなどで簡単に登れる山であるが、まさに不運というか不意打ちというしかない。数年前某党が行った火山観測事業の事業仕分けで御嶽山が常時監視の対象から外されたような記事を良く覚えているが・・・因果関係はないような気がする。とにかく、同じ登山者として亡くなった方のご冥福を祈り、被害に遭われた方の家族と友人に心からお見舞いを申し上げたい。

んで・・・数年前に閉じた小生のHPに有珠山噴火により罹災調査した記録の一部(2009.9)を掲載したことがあったので再度掲載する。(活火山の怖さ


北海道には活火山の山が多い。駒ヶ岳(1131m)、樽前山(1041m)、十勝岳(2077m)、雌阿寒岳(1499m)どれもいい山ばかりで日本の百名山、二百名山にあげられている。火山性の山が好きで殆どの山を登ったが、最近は噴気活動の活発により入山規制となって登れない山も出てきている。その活火山の一つである有珠山(732m)が平成12年3月31日に8回目の大噴火をした。

子供の頃一度有珠山の噴火を見た事があるので今回が2回目となるが、仕事の関係もあって被害の大きい有珠山の火口周辺を間近に見ることができた。有珠山はニ重式火山で大有珠と小有珠の2峰があり、直径2キロの火口原があるのが特徴だが、今回は有珠山の西方の国道230号線沿いで噴火が起こり新たな火口が2つ出来ている。

北西にある新しい火口群では、噴火以降何回も小規模な爆発が繰り返され、火口の周辺に噴石や火山灰が放出されている。

写真の塵芥処理施設も火山灰や噴石、地殻変動により埋没され煙突しか見えていない。

水没した国道230号線。地殻変動により地下水が噴き上がり水没してしまった。周辺の消防施設も水没している状態だ。 埋没する火口付近の国道230号線。

地面の隆起などでいくつもの表層断層ができている。国道はもう標識しか残っていない。道路がここまで変形してしまうのかと改めて自然の驚異を実感する。

テレビでよく写されていた破壊されたわかさいも工場と火口。現在でも小規模な水蒸気爆発があり噴石が散らばっている。

穴だらけの住宅。火口付近の住宅は爆発により噴石が屋根から一階まで付き抜けている状態であった。噴石は直径1、2mくらい。さらに火口からの衝撃波「空振」によりガラスが割られていたりした。「ドーン」「パリ-ン」といった感じ。近くにいるとゴジラが歩っているような地響きが起こる。

もはや読書できる状態ではなくなってしまった施設「読書の家」洞爺地区は噴石と土石流被害が目立った。

火口周辺の建物はこんな感じで完全に破壊され跡形も無いケースが多い、戦争のつめ跡のように感じるのが恐ろしい。今回の噴火で死傷者が一人も出なかったのは良かったが、早く有珠山が静まり、避難住民が安心して暮らせるよう切に願うばかりだ。この後、駒ヶ岳も噴火しているが火山列島に住んでいる以上、誰もが火山の知識や防災設備など学んでいく必要があると思う。

注:上空写真は当時許可を得て掲載したもの。陸上写真は私/2000年9月罹災調査より

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登山基地・十勝帯広で親友と再会

2014年09月29日 | 🗻山の会

十勝のS町に住んでいる友人A氏と久しぶりに会って帯広で飲んだ。20代の頃、カムエクやペテガリ、ニペソツなどの名峰を一緒に登った山親友である。現在、A氏は店の経営や親の介護で大変なので、一緒に登る時間はなくなったが、はしご酒好きは相変わらずである。国内唯一の国際ラリー「ラリー北海道」があってどこの店も混んでいた。

40代(お互い太って、髪薄い、目も悪い20代(札幌岳で)北の屋台十勝の長屋うまいもん通りしょうじろうのおすすめ長芋とニラの味噌チヂミ &大雪の蔵・熱燗

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山の師弟?

2014年09月28日 | 🗻山の会

道東で仕事があって数日間、T町などに滞在していた。先週はプライベートでも行ってたので1ヶ月くらい居たような錯覚がした。んで…久しぶりに福島県から来た先輩のS氏と飲むことができた。S氏は私のことを「山の師匠」と呼ぶ。15年前に私と出会って山の魅力に吸い込まれてしまった一人である。S氏は東北の山を中心に登っているが、原発被害などの対策にも追われているようなので忙しそうだ。福島県内の山々も風評被害で登山者が減ったようだが安全安心だということを証明する「福島県の山・安全安心キャラバン隊」をつくって福島100名山を全山制覇してみたい。

硫黄山からの斜里岳に惚れたS氏。白糠町のしそ焼酎・鍛高譚トカップの摩周湖&摩周岳ラベル。フルーティな辛口。車窓から

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5坪で3人の反省会&報告会

2014年09月26日 | 🗻山の会

単独登山愛好家のJ氏、N氏と最近の山行報告会と反省会を「五坪」で厚岸のカキが安くてうまい。猿払のホタテもうまいが酒は少量でやや高いので支払金額は普通の居酒屋と変わらんかも。「五坪」はススキノ店、北24条店、六本木店にある。道産食材満点。

牡蠣&塩辛じゃが牡蠣&焼き枝豆メニュー5坪?なのに以外と広い牡蠣をペロリ

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エゾシカの糞を避けまくる白湯山

2014年09月25日 | 🗻山日記

公開するのを忘れていたが北海道大分水点でテン泊できなかった・・・の夕方、阿寒湖畔スキー場から白湯山(950m)に登った。地熱で積雪も少なく年中、スノーハイクや観光客など老若男女が散策している山である。展望台までボッケ(泥火山)が観察できて、地響きや硫黄の匂いを楽しめる。が・・・何よりもイラッとするのは、エゾシカの糞の多さである。避けながら歩くのに大変な山である。9/20に世界自然遺産登録を目指す阿寒湖周辺で環境省は初の現地調査があった。白湯山や湖のマリモ、オンネトー湯の滝などを視察したようだ。阿寒や日高山脈が世界遺産になるといいが

白湯山 地図 展望台から雄阿寒岳や阿寒湖などを一望。

 登山記帳箱ふんふん黒豆♪シカ

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