35年振りに道南の地酒誕生郷宝・GOHHOU
2021年、北海道・七飯町で地元産100%の酒米(吟風&彗星)と地元の名峰・横津岳の伏流水を使った唯一無二の地酒が完成した新銘柄は、郷宝(ごっほう)【はこぶらより】増毛町の国稀酒造で杜氏を務めた名匠・東谷浩樹氏が、道南で35年振りとなる酒蔵・箱館醸蔵の杜氏に就任。全国新酒鑑評会で金賞を3度受賞した腕を持つ杜氏だ。 郷宝は、地元の宝を詰め込んだ地酒が、故郷の宝になるようにと願いを込めて付けられた 瓶は直線的で、きらびやかなデザインに。宝石の原石のような輝きと、山の尾根をイメージ。発売されたのは、七飯町産米「彗星」の純米酒、特別純米酒、純米吟醸酒、「吟風」の純米酒、特別純米酒の5種類。いずれも四合瓶で、火入れをしない生酒で、米の旨み味とフルーティーな香りを楽しめるお酒だ。価格は純米酒1540円、特別純米酒1980円、純米吟醸酒2200円。来年には純米大吟醸が発売される安全で新しいスクリューキャップである。仕込み水は横津岳紅葉Sakag氏提供。今年2月、醸造量を限定し、初回の醸造分はクラウファンディングで応援購入品として提供された。CFの目標300万円に対して8倍の金額(応援購入総額は2,340万円)が集まり、応援者は約1、700人に
さっそく数本試飲。東谷氏は、「淡麗辛口ではなく、淡麗旨口の酒を造りたい」と言っていたが、まさに淡麗旨口。口当たりは、さっぱりとしていて癖はないすっきりした味わいで、フルーティーな香りが楽しめるお酒に仕上がっているが、まだ尖った味のような気もする。口に入れた瞬間からか何かを主張しているような味。翌日呑んだ東北の地酒のように安定した酒にはまだ追いついていない気がする。今後どう調整してくるか楽しみである目指せ道内ナンバーワン北海道の酒蔵一覧生酒のため早く呑む。職場でも夜勤(遅番)の方限定の黙呑試飲会好みはそれぞれ賛否両論純米派吟醸派。小生は純米派です日本酒好きの亡父や山の先輩・Sakag氏らと呑むことができなかったのが残念でならない酒でした・・・