新世紀を迎えたばかりだというのに 世の中には
世紀末の雰囲気が 一面に漂っている
これが
時代の変わり目がやってくるというその予兆であるのなら
期待を胸に 困難な時代を耐えしのぶことができるだろう
そうでないのなら 文明のたどり着くことになる定められた未来は
とても悲惨なものになる
この結末を選択するのは 他ならぬ文明社会を築いてきたものたち
どのような未来が待ち構えていようと
人類は
自らの宿命を甘んじて受け容れなければならない
いまのこの状態を続けたまま 実施すべき変革を拒み通すのであれば
望ましからざる結果と 早晩 確実に遭遇する
最終選択がどうなされるか その判断に基づく決定の行方によって
地表で存続を許される生命の数は
おおきく変化する
にんげん は 今のところ
自分たちの未来を実現するその決定権を見失っている
正しくは
権利を行使すればできたのに
それをしようとしてこなかった というのがより適切な表現であろう
消化することができない一切の事物は
系の外へ直ちに捨て去らなければならない
必要のない権利など 授かっていても意味がないのだ
与えられた知識を正当な方法で使うことがもしできていたのなら
地球はもっと もっと
はるかに住みよい星になっていたはずである
真相をみることなく
できあがっている枠組みに載せられていることを快適だと感じているうちは
滝つぼに落下していくのが定めというもの
金融危機や世界的なインフレの高進は
すぐに急流となって それが垂直に落下するものであるということを
暗に伝えていたメッセージなのだった
知識階級は 秘められたこの意味を
速やかに読み解かなければならなかった
流れのままに操られてきた現代文明は
これから 落下してゆく運命にある
回避する道がない という訳ではない
低い確率ではあっても ちゃんと残されている
いつそれに気づくのか ということだけが当面の課題なのだ
遅すぎれば 落下を回避することはできない
自然環境と経済環境の双方から
人類は その将来の選択を試されている
速やかに来し方を見定め
行く末を思案するその時がやってきている
教科書には書かれていないことなのだから
自分で考えて 自分でその答えを導きださなければならない
思考力を引き出すためには 自問自答を繰り返すのが一番なのだ
答えのある問題ばかりをやっていると
決められた解を導く速さだけで 差別化するようになってゆく
安直な答えを探り
ものの本を読みあさるだけ という経過へと陥るのだ
問答のプロセスにこそ 真相に迫る鍵が秘められている
答えの用意されている問題は クイズに過ぎない
文明は客観的証明を基準にして ものごとを判断してきた
これは 誰かによって既に答えが導かれている問題だけしか扱えない
ということを意味していた
そのような浅い認識で満ち足りていたために
答えのない問題に遭遇すると 手も足も出なくなってしまうのだ
不作為とは その経過の状態のことである
世紀末の雰囲気が 一面に漂っている
これが
時代の変わり目がやってくるというその予兆であるのなら
期待を胸に 困難な時代を耐えしのぶことができるだろう
そうでないのなら 文明のたどり着くことになる定められた未来は
とても悲惨なものになる
この結末を選択するのは 他ならぬ文明社会を築いてきたものたち
どのような未来が待ち構えていようと
人類は
自らの宿命を甘んじて受け容れなければならない
いまのこの状態を続けたまま 実施すべき変革を拒み通すのであれば
望ましからざる結果と 早晩 確実に遭遇する
最終選択がどうなされるか その判断に基づく決定の行方によって
地表で存続を許される生命の数は
おおきく変化する
にんげん は 今のところ
自分たちの未来を実現するその決定権を見失っている
正しくは
権利を行使すればできたのに
それをしようとしてこなかった というのがより適切な表現であろう
消化することができない一切の事物は
系の外へ直ちに捨て去らなければならない
必要のない権利など 授かっていても意味がないのだ
与えられた知識を正当な方法で使うことがもしできていたのなら
地球はもっと もっと
はるかに住みよい星になっていたはずである
真相をみることなく
できあがっている枠組みに載せられていることを快適だと感じているうちは
滝つぼに落下していくのが定めというもの
金融危機や世界的なインフレの高進は
すぐに急流となって それが垂直に落下するものであるということを
暗に伝えていたメッセージなのだった
知識階級は 秘められたこの意味を
速やかに読み解かなければならなかった
流れのままに操られてきた現代文明は
これから 落下してゆく運命にある
回避する道がない という訳ではない
低い確率ではあっても ちゃんと残されている
いつそれに気づくのか ということだけが当面の課題なのだ
遅すぎれば 落下を回避することはできない
自然環境と経済環境の双方から
人類は その将来の選択を試されている
速やかに来し方を見定め
行く末を思案するその時がやってきている
教科書には書かれていないことなのだから
自分で考えて 自分でその答えを導きださなければならない
思考力を引き出すためには 自問自答を繰り返すのが一番なのだ
答えのある問題ばかりをやっていると
決められた解を導く速さだけで 差別化するようになってゆく
安直な答えを探り
ものの本を読みあさるだけ という経過へと陥るのだ
問答のプロセスにこそ 真相に迫る鍵が秘められている
答えの用意されている問題は クイズに過ぎない
文明は客観的証明を基準にして ものごとを判断してきた
これは 誰かによって既に答えが導かれている問題だけしか扱えない
ということを意味していた
そのような浅い認識で満ち足りていたために
答えのない問題に遭遇すると 手も足も出なくなってしまうのだ
不作為とは その経過の状態のことである

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