敵対する国家間には
常に
緊張と緩和
が介在する関係が
成り立っている
対立する項目が複数あって
それが次第に募っていくと
有事に対する準備
を迫まるのだ
最悪の事態を考慮して
おかなければならない
という訳だ
不測の事態に備えて
対策の中のいくつかを
機敏にとれるよう
当事国の指導体制は
即応大勢へのシフトを
実行せざるを得なくなる
外部要因が加わったとき
変化のきっかけ
が与えられることとなる
つまり
望ましからざるなにか
が
そこで
粛然としておきるのだ
戦争というものは
強迫神経症に陥った指導者
によって始められる
という見えない要素で括る
ことができるもの
その裏には
同じ宿痾の病
初期症状の
臆病風に冒された
大勢の
国民がひしめている
その原因となっているのが
無批判という
権威主義が生みだす
悪寒発熱のような前駆症状
威厳のある組織
またはカリスマが発した
直接間接の諸情報
をそのまま受け容れていた
その酬いが
後で国民すべてを
苦しめることになる
プーチンを戴くロシアの場合
権威であると同時に
サイコパスでもあった
ということが
状況を執拗にこじらせた
誤った指導体制の判断
の下で自覚のない
第一次世界大戦で破れたドイツが
巨額の賠償金を支払わざるを得なくなり
それが後のハイパーインフレ
へと繋がったことによって
第二次世界大戦となって
現出するという経過と
その後の結果を確定させた
その敗戦の結果として
戦後の賠償責任が発生し
復興期のドイツ国民に
巨大な心的外傷ストレスとなって
のし掛かったことによって
内圧となり
解放される時の到来を
耐え忍びつつ
待っていた
という生理的な背景
のあることを忘れてはならない
そのタイミングで登場した
カリスマとなった
のがヒットラーだった
ナチスという政治結社が
政党として認められたのは
共産党と対峙するための
新しい対立軸
が必要となっていたところに
第三勢力を率いるに足る
指導力をもった総統という名の登場を
ドイツ国民は心待ちにしていたのだった
混乱した時代と
鬱屈していた国民とが
当時の世情の根柢を形成していたところに
折よくカリスマとしての資質
を備えた前大戦で伍長であった男が
突如としてあらわれた
国民は時代の変革者としての役割
をその男に託し
強く期待するようになっていき
敗戦後の暗い時代に於ける
一縷の光明を
そのカリスマに求めた
高名な哲学者であるハイデッガーでさえ
ナチに希望の光を見いだしていたほどだ
その後の経過は歴史に詳しい
時代はくだり
そして今年
プーチンというカリスマが
91年クリスマスで自己崩壊したソ連
が蒙った暗い時代の雲
を追い払い
ロシアを再興して
世界に冠たるエネルギー大国へと
導いて変身させた
ロシアの国民が狂喜して
強く支持するようになったのは
当然のなりゆきだった
ウクライナがロシアから
突然侵略を受けたのは
ナチが辿ってきた道の轍を
そっくりなぞったという印象
を世界に与えた
プーチンに対する支持率は
異常なほど高くなっている
というのは
辛くて暗いあの過去が
あったからに他なるまい
プーチンの侵略戦争の大義名分が
ネオナチを掃討して
ウクライナに図らずも併合されてしまった
かつての領土を
奪い返すということにあったのだ
それが2014年のクリミア併合
ちう侵攻作戦の成功だった
これが後のロシア衰退の
変節点となって
負の変化を
ロシアの帝国主義的覇権主義
へと繋がってゆくこととなる
常に
緊張と緩和
が介在する関係が
成り立っている
対立する項目が複数あって
それが次第に募っていくと
有事に対する準備
を迫まるのだ
最悪の事態を考慮して
おかなければならない
という訳だ
不測の事態に備えて
対策の中のいくつかを
機敏にとれるよう
当事国の指導体制は
即応大勢へのシフトを
実行せざるを得なくなる
外部要因が加わったとき
変化のきっかけ
が与えられることとなる
つまり
望ましからざるなにか
が
そこで
粛然としておきるのだ
戦争というものは
強迫神経症に陥った指導者
によって始められる
という見えない要素で括る
ことができるもの
その裏には
同じ宿痾の病
初期症状の
臆病風に冒された
大勢の
国民がひしめている
その原因となっているのが
無批判という
権威主義が生みだす
悪寒発熱のような前駆症状
威厳のある組織
またはカリスマが発した
直接間接の諸情報
をそのまま受け容れていた
その酬いが
後で国民すべてを
苦しめることになる
プーチンを戴くロシアの場合
権威であると同時に
サイコパスでもあった
ということが
状況を執拗にこじらせた
誤った指導体制の判断
の下で自覚のない
第一次世界大戦で破れたドイツが
巨額の賠償金を支払わざるを得なくなり
それが後のハイパーインフレ
へと繋がったことによって
第二次世界大戦となって
現出するという経過と
その後の結果を確定させた
その敗戦の結果として
戦後の賠償責任が発生し
復興期のドイツ国民に
巨大な心的外傷ストレスとなって
のし掛かったことによって
内圧となり
解放される時の到来を
耐え忍びつつ
待っていた
という生理的な背景
のあることを忘れてはならない
そのタイミングで登場した
カリスマとなった
のがヒットラーだった
ナチスという政治結社が
政党として認められたのは
共産党と対峙するための
新しい対立軸
が必要となっていたところに
第三勢力を率いるに足る
指導力をもった総統という名の登場を
ドイツ国民は心待ちにしていたのだった
混乱した時代と
鬱屈していた国民とが
当時の世情の根柢を形成していたところに
折よくカリスマとしての資質
を備えた前大戦で伍長であった男が
突如としてあらわれた
国民は時代の変革者としての役割
をその男に託し
強く期待するようになっていき
敗戦後の暗い時代に於ける
一縷の光明を
そのカリスマに求めた
高名な哲学者であるハイデッガーでさえ
ナチに希望の光を見いだしていたほどだ
その後の経過は歴史に詳しい
時代はくだり
そして今年
プーチンというカリスマが
91年クリスマスで自己崩壊したソ連
が蒙った暗い時代の雲
を追い払い
ロシアを再興して
世界に冠たるエネルギー大国へと
導いて変身させた
ロシアの国民が狂喜して
強く支持するようになったのは
当然のなりゆきだった
ウクライナがロシアから
突然侵略を受けたのは
ナチが辿ってきた道の轍を
そっくりなぞったという印象
を世界に与えた
プーチンに対する支持率は
異常なほど高くなっている
というのは
辛くて暗いあの過去が
あったからに他なるまい
プーチンの侵略戦争の大義名分が
ネオナチを掃討して
ウクライナに図らずも併合されてしまった
かつての領土を
奪い返すということにあったのだ
それが2014年のクリミア併合
ちう侵攻作戦の成功だった
これが後のロシア衰退の
変節点となって
負の変化を
ロシアの帝国主義的覇権主義
へと繋がってゆくこととなる
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