利益の拡大を手段とする
古典的な
資本の論理
というものは
これまでのところ
経済成長の原動力となることが
問題はあるにせよ
辛うじてできていた
利益の量的拡大が飽和する時代を経て
質的向上へと
そのベクトルだったものは
方向性を失って
やがて
スカラーへと
切り替わる
ドル余り現象を緩和させようとして
過剰流動性を北米大陸へと呼び戻すために
公定歩合の引き揚げ
が予てから上程されているのだが
実施に踏み切ることは
一再ならず先送りされてきた
低利の資本が金融メカニズムの上に乗り
世界中を借金漬け
の状態となるよう仕向けててきた
外国資本からの融資
を呼び込んで成り立ってきた
新興国の経済形態は
資本の本国への回収
を意味する
還流のうねりと
それによる抗いがたい流出
とに見舞われて
たちまち立ち竦む
ということになるだろう
新興国の経済は
市場で余ったドルを活用する目的で
投資勢力による過剰融資の果て
に
世界規模でほぼ一斉に発生した
新たな信用経済のトレンドに乗じて
経済規模をドルショック以降
偶発的に拡大させる
軌道上を突進し続けてきた
ドル金利の上昇は
もはや避けがたい
事態
実施時期を調節することしかできないFRBにとって
世界市場に出回っている大量のドル
を引き揚げる効果を持つ
金融政策の変更とその実施とは
国際経済の在り方に
重大な影響を及ぼす
経済成長が成り立っているからこそ
外資による市場の育成が意味を持つ
成長を期待できなくなった市場経済は
資本の流入を
流出へと切り替える
その経過は
経済から活性を奪い
マイナス成長する経済を
国際展開するものとなる
収益の拡大を期待できなくなったとき
コストを圧縮して
埋め合わせをする必要が出来する
経済成長が見込めなくなった以上
利幅の拡大とその充実
を目指すことしか
残された道はない
原油相場の下落でコストダウンは実現したが
エネルギー資源を買い急ぐ必要がなくなり
需給は却って緩んだ
先安観が相場を下押しする圧力
となり
取引価格の上昇基調に
強い制動を
一年前からかけている
これと同じ経過が
90年代の日本でも観測されていた
この年の四月一日に施行された
不動産融資の総量規制というものが
アメリカ全部を買うことができるほどの資産価値を
日本経済から奪い去った
一つしかないその理由
バブル経済を産み落としたメカニズムに
破れが生じ
不動産価格は絶対に下がらない
とされていた土地神話を
呆気なく打ち砕き
資産だったものを
債務へと短い時間で
一斉に振り替えた
その経緯のありように於いて
まさに瓜二つ
の相を成す変化が
エネルギー市場でも起きている
将来の需要増大という見通しが
土地投機を成り立たせたいたのだったが
業界が行っていた先行投資を
政府によって実施された総量規制が
円滑に進めなくした
ということが
蟻の一穴となって
堤防を破壊したということが
市場参加者の総てに損失を与え
高値誘導してきた価値の漏出
を逆に急がせた
手持ちの不動産を処分してからでなければ
新規の融資が受けられない
という事態に直面し
新たな仕込みをすることができなくなった
業界が仮の需要を失ったということが
実需に甚大な影響を及ぼした
という経緯が経済史へとこうして残された
これがバブル経済崩壊の機序のすべて
その後の経済対策を間違え続けてきた内閣が
失われた10年を倍の20年へと引き伸ばし
更に30年へと推し広げようと今努めている
経済に関する認識能力の不在
という事態が
国民に遅れて祟る
とするその典型的な事例が
日本経済を未だに長期間苦しめている
日本が抱え込むこととなった拙い現況は
政治の失敗の連鎖がもたらした
その結果
以外の何物でもない
仮の需要を投資勢力が誘導し
値上がりを見込んだ先行投資を
強化する
というサイクルがバブル経済の生みの親
資本供給が断たれた途端
膨張する経済は
破裂した
その事実にすら気づけなかった阿呆どもが
不作為の三年と
その後のデフレ経済を連れてきた
経済認識能力のない政治指導者たちが
バブル崩壊という事態にいつまでも気づかず
手を打つまでに丸五年
の歳月を要した
という事実が記録に残されている
バブル崩壊後
最初の経済対策が施行されたのは
96年度の予算執行まで
待たなければならなかった事実は
雄弁
その対策事自体も実に旧弊なものであり続け
公共投資に特化した
見慣れたものであったことから
有効性のない
つまり真水ではない
飲むことのできない濁った水
ばかりで占められていた
これが有効需要の創出を阻む
最大の壁
となっている
国が負った債務の膨張は
この愚かな時代が
そのきっかけとなって
産み落としたもの
需給が緩むと買い急ぐ必要性は消え
不動産価格が低迷しただけでなく
現在の原油相場さえもが
買い控えの対象とされているほど
事実が教えるその意味は濃い
最大の要因が
シェールオイルとガスの強制的な採掘法の確立にあり
その変化が導いたエネルギー資源を巡る
ヘゲモニーの争奪戦が
さまざまな変化を意図せずに生み出した
アメリカが仕掛けた市場戦略が
原油相場を下落させ
ドルの需要水準を大きく引き下げて
ドル余り現象に輪をかけた
という皮肉な経過に
世界中がやがて総毛立つことになる
地下資源を大量生産しながら
現地で大量消費している
そのアメリカで
ミレニアム規模の集中豪雨が先月発生し
大規模な洪水の被害が
いま
北米大陸の一部で
既に起きている
地下資源は炭化水素でできており
これを燃やせば酸化作用で
二酸化炭素と水が派生するのは
ものの道理
シェールガスを燃やせば
温室効果ガスが増えるだけでなく
その二倍に当たる水分子が
大気中へと放出される
メタンを燃やす行為は
気候の変動を激烈化させる
という原因と結果とを
同時に生むものとなっている
富の量的拡大が
貧困を蔓延させた
それが飽和するようになったとき
経済成長が失われ
世界規模のリセッションが
地表へと厳かに訪れる
経済成長を牽引してきた先進諸国が
真っ先に経済減速に苦しむようになり
対策として
増税と赤字国債の増発を繰り返して
世界市場から持続可能性を自ら削いでいる
だが
この歴史的手法はもう
限界領域へと近づいている
困難な時代を乗り切る明敏な判断力と
果断に実行する行動力とを併せもつ国が
未実現の時間に於ける
国際経済の枠組みを規定する
中軸となるだろう
ピンチはチャンスの予兆を兼ねる
環境負荷のない
未来型のエネルギー大系を
文明はほどなく
見つけだすだろう
教育投資を有効化するために
量から質
への転換を実現する
パラダイムシフト
というものが
絶対的に必要なのだ
資本を操ってきた僅か1%の勢力が
文明の未来を方向づけている
主導権をもつこれらの組織がもつ
自覚
の有無が
滅亡と繁栄の境
を決定づけることになっている
過剰流動性を手段とする
過大な投資行為が
経済の持続可能性を左右する局面で
強欲な投資家が
成熟した経済成長のサイクルを
自らの手で
破戒する
その愚かさが
文明の終わりを告げる
進化とはこのようなサイクル
が成り立たせている相の断面
古典的な
資本の論理
というものは
これまでのところ
経済成長の原動力となることが
問題はあるにせよ
辛うじてできていた
利益の量的拡大が飽和する時代を経て
質的向上へと
そのベクトルだったものは
方向性を失って
やがて
スカラーへと
切り替わる
ドル余り現象を緩和させようとして
過剰流動性を北米大陸へと呼び戻すために
公定歩合の引き揚げ
が予てから上程されているのだが
実施に踏み切ることは
一再ならず先送りされてきた
低利の資本が金融メカニズムの上に乗り
世界中を借金漬け
の状態となるよう仕向けててきた
外国資本からの融資
を呼び込んで成り立ってきた
新興国の経済形態は
資本の本国への回収
を意味する
還流のうねりと
それによる抗いがたい流出
とに見舞われて
たちまち立ち竦む
ということになるだろう
新興国の経済は
市場で余ったドルを活用する目的で
投資勢力による過剰融資の果て
に
世界規模でほぼ一斉に発生した
新たな信用経済のトレンドに乗じて
経済規模をドルショック以降
偶発的に拡大させる
軌道上を突進し続けてきた
ドル金利の上昇は
もはや避けがたい
事態
実施時期を調節することしかできないFRBにとって
世界市場に出回っている大量のドル
を引き揚げる効果を持つ
金融政策の変更とその実施とは
国際経済の在り方に
重大な影響を及ぼす
経済成長が成り立っているからこそ
外資による市場の育成が意味を持つ
成長を期待できなくなった市場経済は
資本の流入を
流出へと切り替える
その経過は
経済から活性を奪い
マイナス成長する経済を
国際展開するものとなる
収益の拡大を期待できなくなったとき
コストを圧縮して
埋め合わせをする必要が出来する
経済成長が見込めなくなった以上
利幅の拡大とその充実
を目指すことしか
残された道はない
原油相場の下落でコストダウンは実現したが
エネルギー資源を買い急ぐ必要がなくなり
需給は却って緩んだ
先安観が相場を下押しする圧力
となり
取引価格の上昇基調に
強い制動を
一年前からかけている
これと同じ経過が
90年代の日本でも観測されていた
この年の四月一日に施行された
不動産融資の総量規制というものが
アメリカ全部を買うことができるほどの資産価値を
日本経済から奪い去った
一つしかないその理由
バブル経済を産み落としたメカニズムに
破れが生じ
不動産価格は絶対に下がらない
とされていた土地神話を
呆気なく打ち砕き
資産だったものを
債務へと短い時間で
一斉に振り替えた
その経緯のありように於いて
まさに瓜二つ
の相を成す変化が
エネルギー市場でも起きている
将来の需要増大という見通しが
土地投機を成り立たせたいたのだったが
業界が行っていた先行投資を
政府によって実施された総量規制が
円滑に進めなくした
ということが
蟻の一穴となって
堤防を破壊したということが
市場参加者の総てに損失を与え
高値誘導してきた価値の漏出
を逆に急がせた
手持ちの不動産を処分してからでなければ
新規の融資が受けられない
という事態に直面し
新たな仕込みをすることができなくなった
業界が仮の需要を失ったということが
実需に甚大な影響を及ぼした
という経緯が経済史へとこうして残された
これがバブル経済崩壊の機序のすべて
その後の経済対策を間違え続けてきた内閣が
失われた10年を倍の20年へと引き伸ばし
更に30年へと推し広げようと今努めている
経済に関する認識能力の不在
という事態が
国民に遅れて祟る
とするその典型的な事例が
日本経済を未だに長期間苦しめている
日本が抱え込むこととなった拙い現況は
政治の失敗の連鎖がもたらした
その結果
以外の何物でもない
仮の需要を投資勢力が誘導し
値上がりを見込んだ先行投資を
強化する
というサイクルがバブル経済の生みの親
資本供給が断たれた途端
膨張する経済は
破裂した
その事実にすら気づけなかった阿呆どもが
不作為の三年と
その後のデフレ経済を連れてきた
経済認識能力のない政治指導者たちが
バブル崩壊という事態にいつまでも気づかず
手を打つまでに丸五年
の歳月を要した
という事実が記録に残されている
バブル崩壊後
最初の経済対策が施行されたのは
96年度の予算執行まで
待たなければならなかった事実は
雄弁
その対策事自体も実に旧弊なものであり続け
公共投資に特化した
見慣れたものであったことから
有効性のない
つまり真水ではない
飲むことのできない濁った水
ばかりで占められていた
これが有効需要の創出を阻む
最大の壁
となっている
国が負った債務の膨張は
この愚かな時代が
そのきっかけとなって
産み落としたもの
需給が緩むと買い急ぐ必要性は消え
不動産価格が低迷しただけでなく
現在の原油相場さえもが
買い控えの対象とされているほど
事実が教えるその意味は濃い
最大の要因が
シェールオイルとガスの強制的な採掘法の確立にあり
その変化が導いたエネルギー資源を巡る
ヘゲモニーの争奪戦が
さまざまな変化を意図せずに生み出した
アメリカが仕掛けた市場戦略が
原油相場を下落させ
ドルの需要水準を大きく引き下げて
ドル余り現象に輪をかけた
という皮肉な経過に
世界中がやがて総毛立つことになる
地下資源を大量生産しながら
現地で大量消費している
そのアメリカで
ミレニアム規模の集中豪雨が先月発生し
大規模な洪水の被害が
いま
北米大陸の一部で
既に起きている
地下資源は炭化水素でできており
これを燃やせば酸化作用で
二酸化炭素と水が派生するのは
ものの道理
シェールガスを燃やせば
温室効果ガスが増えるだけでなく
その二倍に当たる水分子が
大気中へと放出される
メタンを燃やす行為は
気候の変動を激烈化させる
という原因と結果とを
同時に生むものとなっている
富の量的拡大が
貧困を蔓延させた
それが飽和するようになったとき
経済成長が失われ
世界規模のリセッションが
地表へと厳かに訪れる
経済成長を牽引してきた先進諸国が
真っ先に経済減速に苦しむようになり
対策として
増税と赤字国債の増発を繰り返して
世界市場から持続可能性を自ら削いでいる
だが
この歴史的手法はもう
限界領域へと近づいている
困難な時代を乗り切る明敏な判断力と
果断に実行する行動力とを併せもつ国が
未実現の時間に於ける
国際経済の枠組みを規定する
中軸となるだろう
ピンチはチャンスの予兆を兼ねる
環境負荷のない
未来型のエネルギー大系を
文明はほどなく
見つけだすだろう
教育投資を有効化するために
量から質
への転換を実現する
パラダイムシフト
というものが
絶対的に必要なのだ
資本を操ってきた僅か1%の勢力が
文明の未来を方向づけている
主導権をもつこれらの組織がもつ
自覚
の有無が
滅亡と繁栄の境
を決定づけることになっている
過剰流動性を手段とする
過大な投資行為が
経済の持続可能性を左右する局面で
強欲な投資家が
成熟した経済成長のサイクルを
自らの手で
破戒する
その愚かさが
文明の終わりを告げる
進化とはこのようなサイクル
が成り立たせている相の断面
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