昨日は日本リンホフクラブの臨時理事会が開催されました。目的は4月開催予定の全体総会について会報、撮影会、写真展、勉強会の各委員会報告のまとめがメインでしたが、せっかく10人以上も理事が集まるのだからと午前の部は富士フィルムィメージングシステムズ社クリエイト事業部のスタッフ2人にお越しいただき、今注目されているリバーサルプリントについて技術的な講習を頂きました。皆様もご存知の通りリーバーサルプリンとは従来の引伸機と引伸レンズを使い光学的にプリントする方法が無くなりデジタルによるプリントになりました。これについてはポジフィルムをスキャニングしデジタル化し、インクジェットプリンターの様にシャカシャカ印刷して行くと勘違いしている人が多い様なのです。本当はスキャニングしたデータをレーザーで印画紙に焼き付け更に定着液に通してプリントを仕上げるのだと言う事を解りやすく説明してもらいました。要するに露光がレーザーに変わっただけで銀塩プリントなのです。まっ確かにポジフィルムをデジタル化するにあたりドラムスキャ又はフラッドベッドスキャナを使うかで濃度域の違いは出ると思いますが、取りあえず従来と変わらない銀塩プリントが完成すると理解していた方が良いかもしれません。クリエイト事業部の方々には比較プリントまで製作頂き、この内容の講習をこの臨時理事会だけで済ませるのはもったいないと思い、多くの会員向けにの技術勉強会でも再度開催頂けないかとリクエストをしましたので、会員の皆様は楽しみにしていて下さい。