大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

本誌休刊の日本カメラ社への最後の訪問は冷たい雨の日でした。

2021年06月23日 | BOOK

昨日のブログの続きですが人形町での思い出のもう一つに日本カメラ社があります。残念ながら今年5月号をもって休刊となり会社自体も解散となり、写真業界に身を置く人間としてはとても残念な出来事であります。因みに日本カメラは1950年が創刊でとても歴史在るカメラ雑誌で、個人的にも今まで多くの編集スタッフと交流させて頂きました。現社長の樋口肇一さん、現編集長の佐々木秀人さん・・・・牛島博能さん、高城有道さん、大澤聡さん、松尾由紀子さん、そして1975年から1988年まで23年間に及び編集長を務められた梶原高男さん等のお顔が浮かんできます。日本カメラ社の年季の入ったビルは土曜日という事もあって完全にクローズしていましたが、入口ドア横に白い箱が在り、その中に最終号となった日本カメラ5月号が入っていました。箱に貼られた紙には「在庫些少 日本カメラ5月号販売中!支払いはお気持ちで。金額はお客様が決めてください。」とありました。5月号はAmazon等でも入手出来ずに私も未だ目にしていませんので1冊頂きましたが・・・・・そして巻末の編集ノートに記された編集長を始めとするスタッフのコメントを読んでいると、歴史在る日本カメラ誌を休刊(廃刊)とする悲しみや、無念さ、驚きの言葉に更に寂しさが込み上げてきました。スタッフの皆さん、日本カメラで培った経験を活かして新たなフィールドで更なるご活躍をされることをお祈り致します。この日は雨で頂いた5月号も濡れてしまいましたが・・・・とても悲しい最後の日本カメラ社訪問となりました。

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