曇天ながら、この日は風もなく、波もなく、うねりもない絶好の釣り日和でした。港を出て目的ポイントを目指す「なんちゃって漁師」の頭には「大漁」の文字しかありません・・・・・何せ今回の出漁は今年初めてになるのですから。コロナと股関節痛、更には土石流災害の影響で約10ヶ月も出漁出来ませんでしたが、やっとこの日に夢にまで見た魚釣りが実現するのですから・・・・ただ「おやっ?」と思ったのは港を出てほんの数分でした。船外機の調子がおかしいのですね。出力も上がらずにエンジンが止まってしまいました。つい先日に今日の出漁のためにエンジンオイル、ギヤオイルの交換作業も済ませて万全の状態だったはずなのに・・・・再度始動させても直ぐに動きをとめてしまうのです。新品購入から未だ5年ほどで稼働時間も少なく大きく壊れる事は無いと思うのですが・・・・原因が分かりました。船外機はヤマハ8馬力仕様なのですが、エンジンを冷却するために船外機下部のスクリュー付近から海水を取り込み上部エンジン本体を通り排水する仕組みの水冷方法を採用しています。その冷却システムに異常があって冷却できていない状態だった様です。毎回、使用後はホースを使い真水で冷却水路を洗浄していたのですが・・・・10ヶ月も動かしていないと塩の影響で冷却水路内が詰まることも考えられますし、冷却システムそのものが壊れた可能性もあります。こんな状態ではとても私の手に負えません。苦労しながら港に戻り船外機修理可能な業者に連絡を入れて・・・・何とかボート保管場所まで引き取り修理をお願いしました。正確な修理内容は後日連絡を頂けるそうですが・・・修理代高そう(トホホ)。まあそんな訳で今年初めての出漁は未遂でした。あ〜、早く海に出たい。
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花木深 |
杉山 順子 |
ワイズクリエイト |