今は皆さんが知っているルアーフィッシング・フライフィッシングですが、私が50年ほど前に始めた時にはルアー、フライとも日本では珍しい釣法でした。湖でルアーを投げていると「何を投げているのですか?」等と聞かれたこともあります。また関係書籍や関連釣り具も少なくて知識を得る事や用具入手に苦労もしていました。そして今日のブログで紹介するのは、釣りに関係した真鍮製の発光部が自在に動く「Flex-Lite」と言うフィッシングベストの胸ポケットにさして使う懐中電灯です。渓流でフライフィッシングをする時などは、まだ薄暗いうちに入渓してリーダーに毛針を結びつけるなどの準備が必要ですが、そんな時にヘッド部分を少し回転させるだけで灯りが採れる「Flex-Lite」は便利でした。もちろん当時はLEDもフレキシブルにライト部が動く懐中電灯などは無かったのでとても稀少でした。ところがある電機メーカーから発売された、単3電池4本が入るクリップ付きケースからフレキシブル電灯がニョロッと突き出た懐中電灯を発見したのでした。価格も「Flex-Lite」に比べると格安で・・・・「これは朝夕の大判カメラ撮影につかえる!」と思って早速メーカー交渉に入りケースにロゴを入れた「大判カメラ用フレキシブル電灯」が誕生しました。何せ薄暗い中で大判レンズの絞りやシャッター速度をセットするのは至難の作業でしたからね。そんな訳でかなりの数量を販売したのを記憶しています。懐かしいお話でした。
 |
花木深 |
杉山 順子 |
ワイズクリエイト |