北海道・知床の観光船事故は最悪の事態となってしまいました。残念ながら生存者の可能性はゼロと思いますが、残った方々の一日も早い救助がなされることを祈ります。ところでこの事故のニュースで一つ気になったのが、事前の船舶検査で船からGPSプロッターが外されていた事が判明したと言うものでした。GPSプロッターとは船の位置や船速などをGPSを利用して計測・表示する機能で、その他にも航跡記憶や地図に収録された等深線で水深を把握したりする事が出来る優れものの機器です(カーナビと似ています)。私も熱海でミニボートで釣りを楽しんでいますが、3人乗りにミニボートでも写真の様なGPS機能付の魚群探知機を常備しています。この使途は魚を探知するだけでなく水深や岩礁の状態を把握してボートを操船するためでもあります。熱海・錦ヶ浦や魚見埼などは満潮になると隠れる岩礁もあり、岩礁廻りで釣りをする時には、目視だけでなくこのGPS魚探の地図・水深表示倍率を高くして確認しています(それでも危ないところには近づきません)。今回の観光船船長は経験の浅い方と聞きますが1年足らずで複雑な知床の海岸線の状態や水深、岩礁位置などを把握することはかなり難しいと考えます。それなのにGPSプロッターが無かったとは・・・・。熱海でかなりの年数ボート釣りをしていますが、今でもGPS魚探がなければ岸に近づくのは怖いと思っています。2度とこの様な事故が起きないことを願いたいものです。
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花木深 |
杉山 順子 |
ワイズクリエイト |
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