◆撮影:2011年2月11日、ほしだ園地(やまびこ広場)にて
2013年1月4日(金)
『山野走』
<ほしだ園地~むろいけ園地~生駒山頂>
[コースタイム]
[京阪・私市駅]8:20:00→[星の里いわふね]→(かわぞいの路)→8:40:49[ピトンの小屋]8:47:00→(さえずりの路)→9:00:57[やまびこ広場]9:10:00→(まつかぜの路) →9:29:55[飯盛霊園・境界鞍部]9:33:00→(飯盛霊園内)→[戎公園バス亭]→9:56:35[ビオトープ田原の里山・車止め]→0:00:00[堂尾池]0:00:00→(小池)→9:19:39[むろいけ園地入口]→(湿生花園) →[むろいけ園地出口]0:00:00→0:00:00[阪奈道路]→(産業廃棄物処理場)→(カントリークラブ横)→11:45:32[生駒山頂遊園地入口]
◆所要時間:3時間25分32秒
<途中走っていたんですわ>
駆ける速度はゆっくりではあったが、また、上り階段や上り坂では歩いてしまう場面も度々あったのだが、身体は至極快調であった。それは、最後まで、膝と腰にまったく違和感が生じなかったことと、前回の時のように、前ボタンが留められないほどに手がかじかんでしまったり身体が急激に冷え切ってしまうことがなかったからだろう。それは昨年12月下旬より着用し始めた冬山用下着(スコットランド製)と、これまた30年近く昔に購入したモンベルのヤッケ(シンサエード)のお蔭だろう思った。
飯盛霊園へ這入った直ぐの処で、前から来た高年男性(65歳)に声を掛けられ、その奈良在住の方と立ち話をするときに、僕の後ろからやって来た男性が我々の横を通り過ぎて行った。30歳台後半だろうと思われるその男性を“戎公園バス亭”付近で追い抜くが、“生駒山頂遊園地”の門扉を潜ったのはほぼ同時であった。
終始、彼を意識して走った山野走であったと言っても過言ではない。それは、“戎公園バス亭”で追い抜いて以降、走っても走っても彼の姿が僕の後方に常に見え隠れしていたからである。僕の走る速度が遅くて、彼の歩く速度が至極速いゆえ、彼との距離が開かないのだろう。僕が歩き始めるとそのときに距離が縮まってしまうのだろうと考えたが、しかしやはり不思議であった。“阪奈道路”陸橋を過ぎてから、生駒山腹に掛かるまでの間懸命に走った結果、もうこれで彼に追い付かれることはないだろうと考えたが、生駒山腹を行く緩やかな勾配のアスファルト管理道から離れ、山頂へと続く急勾配の道へと這入ったときに、彼の姿が僕の直ぐ後ろにあったのには驚かされた。
駐車場より“生駒山頂遊園地”へと続く長い階段を懸命に上り、門扉を潜った処で僕は直ぐ左後ろに居た彼に話し掛けた。「飯盛霊園から一緒でしたね」「歩くのが速いですね」と。すると、「道が分からないので、離されないように途中走っていたんですわ」との答えが返った。僕は納得であった。彼はこれから高安山へ向かうと言った。生駒山上遊園地内をケーブル乗り場へと向かうとき小雪が舞い始めた。