山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

ほしだ園地(生き物の生命)

2013年01月20日 | 山野走

Sp002

◆撮影:2013年1月1日、交野山頂にて

(初日)

201319日(水) 

『山野走』

<ほしだ園地>

[コースタイム]

[私市駅]65200→[星の里いわふね]→(かわぞいの路)→71316[ピトンの小屋]72000(さえずりの路)73358[やまびこ広場]73800(まつかぜの路) 75706[飯盛霊園・境界鞍部]80000(せせらぎの路) →(管理道)→[やまびこ広場]→(さえずりの路)→(管理道)→[ピトンの小屋]→(かわぞいの路)→84421[私市駅]

◆所要時間:1時間5221

<生き物の生命>

磐船街道入口(大阪府側)に設置された「電光道路情報表示板・気温計」に往路でマイナス1℃とあった、因みに帰路ではプラス2℃とあった。

“さえずりの路” を歩いて上るとき、足下に敷き積もる落葉より連想が始まった。「葉っぱは落葉し朽ちて土に戻り生物の再生に寄与するよな」と思った。それ以降、人の生命も含めて様々な生き物の生命にかかわる事象の連想が始まった。

そのなかで僕の脳裏に蘇った一つの記憶は、昨年のいつの日にかこの“さえずりの路”で出合った“ヤマドリ”であった。その“ヤマドリ”から、携帯に写る“横たわる四羽のキジ”の写真を想いだした。それは、昨年の12月上旬、故障した機械の修理に設備屋のNさんが来てくださったのだが、修理が終わるまでの一時間余りの間、僕は彼の話し相手になった。暖房の無い外気と殆ど変らない寒い室温を、少しでも高めようと電気ストーブを自宅から持ち出し、また、機械と機械の隙間が僅かしかないゆえ、その隙間にどうやって這入り込み作業をするのかと心配するばかりであったが、またそのために僕にもし手伝えることがあればとNさんの傍らに立ち続けたのだが、彼は故障個所を直接見ることなくもなく、反対側から手を伸ばし器用にねじまわしなどの道具を操った。

彼との会話のなかで分かったこと、それは彼の趣味が狩猟であるということであった。そして修理が終了したときに彼は携帯に写る一枚の写真を見せてくれた。其処には腰を下ろした彼の前に四羽のキジが横たわり並んでいた。「趣味は鉄砲」「狩猟の対象はキジ」「狩猟解禁は冬の三ヶ月間」「次の連休に富山まで出掛ける」と彼は言った。そのときに僕が、「今年、ほしだ園地でヤマドリを見たんですよ」と返すと、一呼吸おいて彼が続けた。「この近辺にもヤマドリが居るんやな」「それは生駒山系が鳥獣保護区やからかな」と。次に僕の脳裏に蘇ったのは、これまた昨年の比良山系の麓に住む人の「鹿が増えてしまって困っている」という話であった。

ところで、日本の人口は今後減少することは間違いの無い事実であるのだが、しかし世界的にはまだ加速度的に増え続けるのだ。そのときに、地球に住むすべての人々に食糧は行き渡るのだろうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする