神代曙
2020年03月28日(土)
『我が街中歩』
<春の打上川治水緑地(ⅱ)>
5時に目覚めたときには屋外に雨音があったが、5時半が廻ったころに窓を開け外を覗くと止んでいた。
それゆえ5時50分過ぎに傘を持って我が家を後にする。
打上川治水緑地に入るや否や後方よりMさんから声が掛かり、一緒に外周と内周を一周ずつ歩く。
北側の直線道の桜並木は五分咲きだろうか。サクラを見ながら会話を愉しみつつゆったりとした心根で歩く。
いつもなら7時頃には帰宅する必要があるのだが、今日は8時半頃で間に合うだろうというところでゆっくりと歩む。
先日、坐骨神経痛を病んでいると仰っておられたMさんにその様子を聴きながら、
また老人病と思われる緑内障や白内障なども話題に上ることとなった。
治水緑地東方に植えられているチューリップの色彩は、
先日は白と黄色だけだったと思うのだが、それに赤と紫、そして桃色が加わった。
池の南方ではハナカイドウを写真機に収める。今日で三度目だ。一昨日と比して少しだが開く花弁の数が増えたようだ。
それより池の北側にやって来る。草や樹木が茂った中洲を南方に見る位置にやって来るとMさんが、
子育てをしている野鳥がいると言って指差し案内してくれるのだが、残念ながら僕の老眼では明確に見えない。
彼女によると、中洲の樹木の背丈が以前より低くなり、
その量が減ったらしく、野鳥達の陣地取りが激しくなっていると語った。
それより直ぐのところで、しっかりと咲いている桃色のサクラが眼に留まる。
背丈は3㍍足らずぐらいだろうか。神代曙という名札が掛かっていた。