エコカーなどの燃費効率向上などにより、顧客の来店頻度が大幅に減っていることから
これまでのSS店頭における販売オペレーションが大きく変化しているように感じられます。
お客様が来店しなければ、販売チャンスが減少するようなビジネスモデルについて見直す動きです。
まずは、ガソリンの安値価格を提示して集客し「油外収益」を確保するという、
これまでのSS店頭における「押し込み販売」的な手法に手詰まり感が見えてきました。
各地の有力企業において、すでに色々な模索がスタートしています。
過去の販売履歴データの分析などが有効な働きをしているようですが、
基本となるPOSデータなどは、明細データが中心となるため、
クラウド化を推進しながらビックデータとしての活用が前提となっています。
したがって、数か月で明細データが圧縮されてしまう一般的な計算センターのデータなどでは対応不能です。
「雪ん子」などに蓄積されている過去の膨大な履歴データが非常に有効に活用できることに注目が集まっています。
今後のSSビジネスは、店頭フィールドから飛び出した外販や宅配を中心としたものに移行していくようです。
セルフ化の普及により、確かにSSは「ガソリン自販機センター」化しています。
SS業界は時代の変化に対応できるビジネスモデルの開発と構築が急がれています。
現在の業態を起点として、大きな経営資産である「既存顧客」のニーズを見極める必要があります。