ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

灯油購入に関する、「モチベーション‐リサーチ」

2012年02月02日 15時35分58秒 | Weblog

「モチベーション‐リサーチ」というマーケティング用語があります。
市場調査などで消費者がどんな動機でその商品を購入したのかというデータ調査分析です。

各種商品を購入すると返信用ハガキが付いてきて、メーカーなどに返送すると景品などがもらえることもあります。

物を販売する人間としては、自分の商品をなぜ買っていただけるのか確かに知りたいところですね、
そうしたら、もっと売れるヒントが生まれてくるかもしれませんし、
お客様のニーズや消費動向もわかりますから、その後のビジネスに大変役立つはずです。

さらに、お客様の購買履歴などがわかれば、消費サイクルや消費数量を把握することができます。
ボチボチ、注文が来るころかな?、なんて思っていると注文の電話が来るわけですが、
そんなタイミングの時に、「〇〇です、灯油の在庫を見ていきますね。」なんて言われたら、お客様はお得意様としての満足感にあふれてしまうわけです。
『ありがとう、満タンに入れてって。』となるはずです。

ついでに、「奥様の乗っている車は、再来月に車検ですよね、お見積もりをさせてください!!」
「ディラーの方が来たけど、あなたの会社にしようかしら・・、お願い。」なんてことになるわけです。
SS店頭と違い十分な時間でセールストークができますね、

「今度、天然水も宅配してますよ、コーヒーなどに使うとうまいですし、健康にもいいようです。サーバーは無料です。ためしてみますか・?」
「ウ~~~ン、それも頼もうかしら・・・」となったら最高ですが、すべてこんなにうまくいくはずはないとも思うわけですが、

今年のような強い寒波の年は灯油の消費者にとって何度か不安な気持ちになることがあります。
今では私自身が灯油の消費者ですからよくわかります。
会社は大手の「雪ん子」ユーザー様が定期的に配達してくれるので安心しています。

しかし、自宅は、森の中ともいえるようなところですから、今朝などはマイナス14度の世界なのです。灯油がなければ凍え死んでしまいます。
家内がぎっくり腰で寝込んで一日中2台のファンヒーターを使用していますと、消費量が急に増えるわけですがホームタンクも見られない。
私が仕事から帰れば、暗くて残量も見えません。やはり少し不安になります。

こんな時には、やはり定期配送のありがたさを感じます。
そこで、配送スタッフに「10日に一回は灯油を給油してください。」とお願いしましたら、
「冬のこの時期は忙しいので少なくなったら電話してください。」
何言ってるんだ!!、我こそは 灯油配送管理システム「雪ん子」の・・・、と言いかけてバカバカしいので生唾をのみこんだ・・???
これでは、CSも何もあったものではありませんが、社長は外販部門の実情を知っているのか、気になります。
自宅に灯油を届けているのは、SS店頭はかなりしっかりした、マニュアル通りのフィールドサービスをしている企業です。
地元のSS企業なので、さっそく本社にカタログを届けて来ました。

もう一度、お願いしてもだめなら購入先を、「雪ん子」の優良ユーザー様である『宇佐美の灯油』に変えようと思っています。
ここは、2㌔ローリーが、一日にスタッフが二交代のフル回転で、1台あたり〇百㌔/月間、も売り上げる全国でも有数の灯油チームが運営しています。
携帯電話のWEB受注体制で一日の受注件数も桁外れの実績です。
私の知る限り、日本でも有数の実績を誇ります。そして、私の会社の近くにオペレーションセンターがあります。

軽井沢のような厳寒の地で、自分が灯油の消費者側に立つと、いろいろなことが見えてくるわけです。

お年寄りの車のない家庭などは、本当に親切に親密な商売を心がければ、リフォームから「宅配」関連まで無限なビジネスチャンスがあると思います。

本日のニュースでは、電力使用量も急上昇のようで電力会社では節電を呼びかけています。
もし、ホルムズ海峡が閉鎖されたら、灯油と電力の両方の不安が出てくるわけですが、考えただけでも、寒くなりそうでゾッとします。

家内は、「冬は、沖縄かグァム、夏は軽井沢で過ごせたらいいね・」なんて、気楽なことを云ってますが・・・・
何とか、人生の楽園を体験させてやりたいものです。(今は、冬はシベリアです)

私は、灯油の消費者の「モチベーション-リサーチ」という言葉が浮かんできました。
灯油を買うなら、お客様のCS(満足度)、そしてお客様との綿密な関係強化で新たなビジネスモデルの展開ができるということ。
これが本来のCRMということですが、
わたしは、毎日、灯油で沸いた風呂の中でも灯油拡販戦略にどう反映させられるのかを考え中。

今日の入浴剤は「草津の湯」でした。


寒中、癇あり

2012年02月01日 20時50分21秒 | Weblog

灯油シーズン真っ盛りですが、、今年の灯油ビジネスはチョットばかり違うという感じです。
厳しい積雪と厳寒の天候は3月まで続くという予報です。
市況も良好ですから、久しぶりに活況を呈しています。

今年に入って、緊急のシステム立ち上げも発生しており、スタッフは忙しく飛び回っています。
灯油システム屋は冬は営業が少なくて暇なので金欠病ですからこの時期の仕事はありがたいと思いましょう。

家内のギックリ腰も徐々に回復して、ようやく歩けるようになりそうです。
慣れない雪搔き作業は本当に大変ですね。女房の敵討ちで私が雪搔きをしようと思いますが、
私も、腰痛持ちなのでしばらく様子を見ます。
今回は原稿の締め切りと、家事と介護と月末処理に追われて大変な思いをしました。

それでも、朝は必ずきますね。
「朝のこない夜はない」というわけで、睡眠不足気味です。
いつもなら、すでに寝ようかという時間ですが、スタッフは関西方面へ車で日帰り出張。
心配ですが、二人一緒ですから、大丈夫でしょう。

今日、事務所で仕事をしていたら、某石油メディアの記者さんから電話です。
どうして、今年の灯油は値崩れしないのでしょう・?
特に、配達の灯油の価格はしっかりしていますが・・・・??
イライラしていたので、「当たり前だよ、いまさら安売りしている時代じゃないよ。」
なんて、ぶっきらぼうに応えてしまいました。

彼らは、値崩れしたり、販売不振とかの記事のほうが書きやすいのかもしれません。
読者は、売れないのは、儲からないのは自分だけではないと安心してしまうのだろうか・
なんて考えながら、カップラーメンをすすり、パソコンとにらみ合いながら話してたので何が何だかわからない。

数日前には、SS周辺のコンサルティングビジネスを展開している方から、
「今年は灯油がいいようですから、ゆきんこさんはいいですね・」なんて電話もありましたが、
冗談じゃありません。私は灯油屋ではなくて貧しいシステム屋なのでやっとこさっとこ生きています。
どうやら、今年の灯油ブームにかこつけて、灯油販売戦略の話題でも探しているようです。
自分で汗をかかずに、人から話題を仕入れて、わかったよう顔をして話をするコンサルタントは大嫌いです。
とにかく今日は、イライラしていていました。

夕方には、案件対応中の企業のシステム担当者にイライラ・
A君には、社長は白か黒かはっきりしすぎますよ、なんて注意されますが、
どうも性分なので、中途半端が大嫌いなのです。

いろいろな業種で物が売れなくて、儲からなくて苦しんでいるようです。
私の場合は、だから自分もしょうがないなんて言ってられませんから頑張りましょう。
イライラをブログにぶつけて書いてしまいました。

たまには、こんな日もあります。

さて、風呂でも入って寝るとしましょうか・、