いわき市の沼ノ内地区です。
大震災に伴う大津波で甚大な被害が出ました、亡くなった方も・・・。
この地区は高い防潮堤がありましたが津波はそれを乗り越えました。

こちらはその北側に位置する、諏訪原地区と下原地区です。
こちらは沼の内地区と比較して被害は少なかった様です。
車が流されたり、床上まで浸水したり、一階を津波が通り抜けたりといった被害は数多く見られましたが、
沼の内地区のような全壊家屋はほとんど無かったようです。
その違いは保安林(防風、防潮、防砂)のおかげだと考えられています。

もともと白砂青松で有名で、日本の松100選にも選ばれています。
中を道路が通っていますがこの道路は戦後に作られた道路です。
それでも広いところでは奥行き50m程度の黒松林となっています。
この保安林が津波の破壊力を弱めたようです。

津波の影響で道路はかなり傷んでおり、完全に流失した箇所もありました。
しかし松林は無事でした。

山火事防止の看板でかなり古いものです。
これからも大切にしたい、先人からの遺産です。