当地方の郷土料理に「サンマのポウポウ焼き」があります。
起源は諸説有りますが、漁師が船上でサンマをタタキ、丸めて焼いた物が始まり
とも言われています。
網で焼くとき脂が炭火に落ちて、燃え上がる様をポウポウと言ったとの
説もあります。
以前はサンマが安く、結構な頻度で作っていましたが、ここ数年サンマが
高騰し、高級魚となってしまいポウポウ焼きを作ることも無くなりました。
今年は比較的豊漁で安価に出回って(それでも以前の2倍)いますので
作ってみました。
先日、魚の在庫が少なくなったので、特売日に合わせて魚を大人買い
してきました。
常磐物のヒラメ、三陸沖のイナダ、常磐物のメヒカリとヤリイカ、
三陸産のサンマです。
サンマの頭と内臓を取り除き、三枚におろします。
ポウポウ焼きの材料です。
サンマの三枚下ろし、ネギと青じそのみじん切り、おろしショウガ、
山芋の摺り下ろし、卵。
サンマを細かく切ります。
包丁で良くたたきます。
一般的なレシピを見ると、サンマのミンチを使うとありますが、
自分でサンマをおろし、ミンチにした方が絶対に美味しいです。
塩を少々加え材料を混ぜ合わせます。
粘りが出るまで良くかき混ぜます。
ゆるいようであれば片栗粉を少量加えても良いです。
お玉でたねをすくって熱したプライパンに落とし焼きます。
フライパンで焼き上げます。
焼き上がったポウポウ焼きに、ショウガの甘酢漬けと大根下ろしを
添えました。
一般的なレシピでは片栗粉で繋ぎますが、食感が硬くなり私は好みでは
有りません。
そこで卵をつなぎに、山芋の摺り下ろしを加えることで
ふんわりとした食感になります。
サンマのハンバーグだと思ってお試し下さい。