新型コロナウイルスによる感染が治まりません。
厚労省を初めとする政府機関、内閣の場当たり的な対応の
お粗末さにはあきれます。
数々の薬害、疾病対策で批判を受けた教訓が全く生かされてない、
と思うのは私だけでしょうか?
市中ではマスクと消毒薬が手に入りません。
一部の買い占め転売、抱き合わせ販売は言語道断です。
当家もインフルエンザ対策で昨年末購入したマスクも残り少なく
なってきました。市中に出回るのはかなり先との報道もあります。
当家では対面での仕事が多い家族がいますので、死活問題です。
何とか出来ないとの相談があり、試行してみました。
基本的にメーカー等は再利用不可の立場です。
マスクの内側にガーゼを入れ、交換して使うとの話も
ありますが、感染のリスクとしては逆効果でしょう
再利用に際しては熱湯消毒との話もありますが、ゴムが劣化します。
消毒薬としては70~80%程度の消毒用エタノールが
有効ですが、手に入りません。カンファ水(次亜塩素酸水)が
有効ですがこれも品切れ続発。
次善の策としては台所用の殺菌・漂白剤がありますが、
カンファ水は酸性であるのに対して、アルカリですので注意が
必要です。手、指などの消毒には向きません!!
1,000ppm程度の水溶液が有効との報告があります。
1,000ppmの水溶液を作るにはハイターの次亜塩素酸Naの
濃度を5%とすると
ハイター 20mlを 水 1リットルに溶かします。
ハイターのキャップは25mlですので1杯弱です。
所定の濃度に薄めた消毒液を洗面器等に入れ、
使用済みのマスクを、鼻の金具を真っ直ぐに伸ばし、
折り目も戻して浸漬していきます。
必要な枚数を浸漬し、1時間程度消毒します。
そのとき必ずゴム手袋装着してして下さい。
素手では手が荒れてしまいます。
時々、消毒液を撹拌して下さい。
その後すすぎますが、流水内で押さえるように
充分にすすぎます(もみ洗いは厳禁)。
マスクの素材である不織布の繊維の偏りを防ぐためです。
水気を切って陰干し(花粉症対策以外で天日干しも可)します。
意外と短時間で乾きます。
そのまま使っても問題ないと思うのですが、内側に
リードペーパータオルを2枚重ねにして使ってみました。
通常のペーパータオルではペーパーが湿って不快感が出ますが、
リードではあまり感じませんでした。
家族の体験では化粧品の付着を防ぐ意味でも有効とのこと。
ラップで個包装して保存しておきます。
以上、苦肉の策で考え出した使い捨てマスクの再利用です。
元々マスク自体はウイルス通過に対しては無力です。
あくまで、咳の飛沫拡散防止、飛沫の付着防止が目的です。
その意味では再生利用でもある程度の効果が期待出来るのでは、
少なくとも無マスクの状態よりははるかにましだと思っています。
お断りしますが、これは当方が窮地の作として当家で使う目的で
試行したものです。
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