
寒さが厳しくなりそうなので、アラジンストーブの準備をしました。
先ずは清掃とメンテナンスです。
この型は39型、就職して最初に買ったのが38型でしたが、耐震装置が複雑で使い勝手が今一
「暮らしの手帖」で酷評されました。
それでもあこがれのアラジンを手に入れ、社会人になった実感がわいた思い出があります。
結婚して購入したのが今使っている39型です。
結婚当時は寒冷地で年代物の戸建住宅に住んでいましたので、2台のアラジンと炬燵が唯一
の暖房器具、冬の生活の生命線で子供達も良く覚えています。
現在使っているのは39型ですでに40年選手です。(38型はかなり以前後輩に譲渡)
一番活躍したのは2011年の大震災、3日間の停電で唯一の暖房器具、電気が無くても
使える暖房器具は災害時を考えると、一台は常備しておきたいものです。
そして今、電気代が高騰している中、補助の暖房器具として現役復帰しています。
実際エアコン(暖房と送風を切り替えながら)と併用することで電気代が節約でき、トータルの
暖房費が安くなります。

ストーブの心臓部分です。
アラジンの特筆すべきところは、初期型から燃焼機構・構造が変わっておらず、構造が簡単で
部品もほぼ共通なため、芯交換をはじめとするメンテナンスが非常に容易であることです。

芯外筒を外し、芯の燃焼部分と接触する上部のタールをこそげ落とします。

溶剤を敷み込ませた不織布でクリーニング。

芯クリーナーで芯の煤・タールを除去します。

こんな感じで煤等がとれます。
この後不織布で芯の形を整えます。

内縁板と燃焼筒の外縁板をクリーニング。
ブルーフレームを安定させる上で最も大切な部品です。

クラッチハンドルとハンドルで芯の高さを調整して点火。
きれいなブルーフレームです。
このブルーフレームを見ているだけでゆったりとした気持ちになります。
それと、シチュー、ポトフなどの煮込み料理に最適で、災害時の調理器具としても重宝しました。
対流型のストーブですので、間近では暖かさをそれほど感じません。
ミーニャンは反射式ストーブのコロナ方がお気に入りです。
今シーズンの終わりにはさび落としなど本格的なクリーニングが必要と認識しております。
消耗機器では無く、耐久機器として長く使っていきたいと思えるストーブです。