座敷ネズミの吉祥寺だより

吉祥寺って、ラッキーでハッピーなお寺ってこと?
中瀬の吉祥寺のあれこれをおしゃべり。

ナスの鴫焼き

2013-07-06 | おしゃべり
本日、関東甲信地方は 梅雨が明けたようです。

予報通り、思い切り暑い日になりました。 

海に近い街から ご法事にいらっしゃったお客様方には
辛いお墓参りだったかもしれません。 

厳しい暑さは 明日も続く予報です。

熱中症には 充分に注意しましょう。



これから どんどん ますます 暑くなります。

暑さに負けないように、
しっかり食べて 身体を作らなくてはなりません。

ナスの鴫(しぎ)焼きなんか、いかがですか?  






         






新聞の朝刊2面の 「四季」という 歌を紹介する欄では、
なんだか夏になったら 
食べ物に関する歌ばかりを載せているような気がします。



貯へて おのづと古りし 梅酒かな     松本たかし  (7/2)



夏料理 岩牡蠣 殻のまま 盛られ     宮津昭彦   (7/3)



大盛であり 麦飯でありにけり        山田弘子   (7/5)






どれも 食べ物のパワーを感じる歌ですが、

鴫焼は 夕べをしらぬ 世界哉       其角(きかく)(7/4)

鴫焼きを歌った 其角の句も なかなか美味しそうに思います(笑)。



   これは
   「心なき身にもあはれは 知られけり 鴫立つ沢の 秋の夕暮れ」
   という西行の歌を踏まえているそうです。

   踏まえちゃいるけど、全然違うところが、面白い♪






私は 子供の頃 調理実習で ナスを油で炒めて 
「鳥味噌」というのをつけて食べたのが
とても美味しかった事が忘れられません。

これは 鳥の挽肉を炒めてすり鉢で摺ったものに
砂糖や味噌が入ったものでした。

もちろん、豚の挽肉でもできますし、
私は通常 味噌と砂糖とみりんくらいで作っています。






私が ナスの鴫焼きを 「鴫焼き」というのだ、と知ったのは
吉祥寺にお世話になったばかりの夏でした。

当時 近所にあった和泉堂というお菓子屋さんのお爺さんから
「鴫焼きにすると うんと旨いですよ」と
おナスをいただいた時です。



それまでは ナスの油炒め、くらいの認識でした。

「鴫焼き」なんていう、
ちょっと優雅(?)な呼称があったんですねぇ。

「油炒め」では、
あまり美味しいそうな言葉の響きでは ありませんものねぇ。






とにかく、暑さに負けてはいられません。

そのためには、まず、旬の食べ物から パワーをいただきましょう。

皆様、間違っても

冷水に せんべい 二枚 樗良が夏     樗良   (7/1)

みたいな食べものばかりに なりませんように。