座敷ネズミの吉祥寺だより

吉祥寺って、ラッキーでハッピーなお寺ってこと?
中瀬の吉祥寺のあれこれをおしゃべり。

まんまんちゃん

2017-05-30 | おしゃべり
     まんまんちゃん


なみあむあむつ

なむあみあびつ

なむあみあぶつ

ねぇ ちゃんといえてる?




読売新聞に載っている「こどもの詩」コーナーにあった、
幼稚園の年長さんの詩です。

5月16日の朝刊に
この「まんまんちゃん」というのを見た時、
「あ! これ、ブログに書こ!」と思ったのでしたが、
忘れっぽい私の事、すっかり忘れていたのでした。







これは、『まんまんちゃん、あん』というマンガ。
息子に借りて 何巻か読んだ事があります。
あれ? 続きはどうなったんだろう?





調べてみると、「まんまんちゃん」というのは、
関西方面で 拝む対象物を指す幼児語のようです。

「のんのさま」「仏さま」ですね。

仏壇や神棚も「まんまんちゃん」と言いつつ拝んだと
書いている人がいました。

「まんまんちゃん」は「南無阿弥陀仏」の事だろう、という事ですので、
神棚はどうでしょうね?(笑)

ともかく、日本全土に 浄土教の教えは広まっていたようです(笑)。

(→ → → 「まんまんちゃん、あん」の語源を教えてgoo!



中瀬ではもちろん、子どもたちは 合掌して、
「のんのん、へー。」
と言って拝みます。






       





私はこの「のんのん、へー。」を初めて聞いた時、
ビックリしました。

それまで聞いた事がなかったのです。

私は母から「なんまい」と教わってきました。

手のひらを合わせて、頭を垂れて 「なんまい!」です。

実家の本尊様も、吉祥寺の本尊様と同じく、阿弥陀様でした。



子どもの言葉ですから、どれも可愛らしくて、
どれが良い、というものではありません。

ただ 子どもたちが
目に見えない何ものかに 頭を垂れて 崇拝する気持ちを
どこかに持ち続けていてくれたら良いなぁ、と思います。
           


中瀬で育った娘は もちろん、
「のんのん、へー。」で子育てしているそうです。





冒頭の詩を書いた ゆうちゃんへ。

中瀬の吉祥寺のオバチャンが、お答えしましょう。

ちゃあんと、言えてるよ

だって、仏さまには、ちゃあんと、伝わってるもん。



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