野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

井川、5失点KO!×松井4番で決勝HR!(5日・ヤンキースタジアム)

2007-07-06 22:17:05 | New-York Yankees
 先頭のジェイソン・バートレット(ミネソタ・ツインズ)に「3-2」から四球(ウォーク)。これが復帰3戦目、井川慶(ニューヨーク・ヤンキース)の立ち上がり、だ。お馴染みの光景、と言っていい。ここからどうするか? 2番に入った(2006年の首位打者)ジョー・マウアーには「0-2」と追い込むが、ここで(やおら)サングラスを外して、汗で曇ったのだろう、レンズを拭く井川(今日はデーゲーム)。ニューヨークに行っても、マイペースな井川。

 一旦「間」を置いて、投じた3球目はワンバウンド! そして4球目の速球が甘く(真ん中に)入って、これを痛打され、センター前ヒット! 3番マイケル・カダイヤーには2球目のチェンジUpを狙われ、レフト前ヒット! これで1点が入って、簡単に先制点を許す井川。
 4番(2006年MVP)ジャステイン・モウノウーには「3-2」から決めに行った(低目の)チェンジUpを巧くバット・コントロールで拾われ、左中間にタイムリーヒット! これで2点目が入って、初回に「0対2」! どうなる井川……≪最悪≫の立ち上がり。

 しかし【2回裏】ヤンキースは2-OUTから、7番ロビンソン・カノがライトスタンドに放り込み、8番アンディー・フィリップス、9番ミゲル・カイロの連続ダブル(2塁打)で「2対2」の同点!! 更に1番ジョニー・デーモンが歩いた後、2番「伏兵」メルキー・カブレラがライトスタンドに放り込んで、「5対3」勝ち越し! これで井川に勝利投手の権利が発生、したのだが……

【4回表】先頭の(元シアトル・マリナーズ)ジェフ・シリーロがセンターオーヴァー! (シアトル時代には、こんなバッティング、見たことない)7番ルー・フォードはセンターライナー! センターのデーモンが飛び込んでスーパーキャッチ! 救われた井川……
 8番ルイス・ゴンザレスもショートライナー! それにしても、続けて“いい当たり”をされる。こんなピッチングで大丈夫なのか、と思った矢先、9番ニック・プントに「3-1」から四球(ウォーク)。この試合3つ目。そして、1番バートレットに“引導”を渡される……「0-2」追い込みながら、3球目のスライダーを叩かれ、レフトフェンスに達するダブル(2塁打)!! これで「5対4」1点差に詰め寄られる。
 更に2番「首位打者」に≪見事に≫センター前に弾き返され、「5対5」遂に同点に追いつかれる……これで井川の勝利投手の権利は消滅し、【5回表】まで投げて降板。そんな井川を救った……訳でもないが、【8回裏】この日「4番」に入った松井秀喜が勝ち越しの2ランホームラン(第10号)を放って、「7対6」でヤンキースの勝利! 

松井秀が2試合連発、10号決勝2ラン! 井川は5失点 (MAJOR.jp)