野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

イチローの怒り!(5日・ヤンキースタジアム)

2007-09-07 21:14:12 | Seattle Mairners
 イチロー(シアトル・マリナーズ)の≪怒り≫も分かるが、しかし【3回表】ライトフェンス直撃のシングルヒットで出塁して、モーションの大きいニューヨーク・ヤンキースの先発(スターター)フィリップ・ヒューズを見越して、盗塁を試みたが、「強肩」(キャッチャー)ホゼ・モリーナの“餌食”になって、完全にOUTのタイミングだった。
 しかし、ここでイチローの“離れ業”。滑り込みながら、一旦STOPして、ショートストップのデレック・ジーターのタッチを寸前でかわしてみせた。だが、塁審の判定は「OUT」。単なる“悪足掻き”にしか見えなかったのだろう。だが、VTRで見れば、明らかにジーターのタッチは「空振り」していた。 

 アメリカのメディアは(そろそろ)審判を教育しなければならない。イチローがいかに凄いか、いかに他の選手と違うか、“離れ業”をやって見せる選手か、そういう認識が著しく足りない。
 審判団を別室に集めて、イチローの“離れ業”特集のVTRを見せて、叩き込まなければならない。イチローは特別な選手、“フェノミナン”な存在であることを認識させる必要がある。 

 しかし、そんなことは実行される筈はないから、イチローのその後の発言「ああいう人たちと一緒にフィールドに立っていることを凄く恥ずかしく思う」を逆恨みして、益々イチローへの敵意を増幅させて、今後はさらにイチロー個人に的を絞った「不利」な判定が続発するかもしれない。イチロー、7年連続200本安打の蔭には、こういう暗闘がある。 

【5回裏】には平凡なショートゴロ。しかし、こういう平凡な何の変哲もない内野ゴロを際どいタイミングで1塁へ駆け抜けてしまうのが、イチロー。メジャーリーグ7年目のシーズンで、審判団にもそういう認識は広まっている筈なのに、ヤンキースタジアムの観衆(52,538人)から不名誉なブーイングを浴びたくないから、「OUT!」 

 試合も「2対10」で大敗して、ワイルドカードを争うヤンキースに(この3連戦)「1勝2敗」の負け越し! 「3」GAME差を付けられた。先発の左腕ジャロッド・ウォッシュバーンは【7回裏】途中まで2失点に堪えて好投したが、中継ぎ(ブルペン陣)が崩壊……
 唯でさえ先発投手陣に不安があったのに、今までチームを支えていた中継ぎ陣までもが崩壊して、マリナーズには(これから)ジリ貧の予感が漂う。 

 7月31日が<デッドライン>の<フラッグ・ディール・トレード>で手(策)を打っておくべきだった。またしても、動けなかったGM(ビル・バヴェシ)。シーズンオフに責任論が再燃するか? 
 このままでは新監督ジョン・マクラーレンのクビも危ない。イチローの良き理解者という理由で(?)監督に選出された人。いざ監督に就任してみると、監督としての経験不足を露呈して、首を傾げたくなるような采配が目立つ。特に投手の継投。これが監督として一番難しい作業なのだろうが…… 

「恥ずかしい」とイチロー マリナーズ大敗でがけっぷちに (MAJOR.jp)