野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

井川5回無失点なのに、消えた3勝目…(25日・トロピカーナ・フィールド)

2007-09-26 13:35:48 | New-York Yankees
 またしても、突然、先発(スターター)井川慶(ニューヨーク・ヤンキース)。ロジャー“ロケット”クレメンスの故障(左太腿裏痛)で巡ってきたチャンス。前回(23日)【NHK】(衛星第一)は井川の中継ぎ登板を放送しなかったが、今回は(何と!)総合(地上波)で生中継の破格の扱い! 
 偶々だろうが……当初は“ロケット”のピッチングを視聴者に堪能してもらう予定だったのだろうが、井川が先発。井川はツイている。いいピッチングを見せて、日本で苦しんでいる、かつての同僚(阪神タイガース)に元気(勇気)を与えてもらいたいところだが…… 

【1回裏】【2回裏】は相変わらず四球(ウォーク)を出す不安定な立ち上がり。【3回表】も1-OUT後、1番・岩村明憲にセンター前に弾き返され、2-OUT後、3番(左の強打者)カルロス・ペーニャ(42本塁打)にスライダー2球と151kmの速球でファウルを打たせ、「2-2」に追い込むが、決め球のスライダーが甘く入り、ライト前に痛打を浴びて、1,2塁。4番B.J.アップトンを歩かせ、2-OUT満塁に追い込まれ、例のピッチングコーチ(ロン・ギドリー)がマウンドへ……
 かなり厳しい口調で叱責(?)され、ノンビリ屋に≪喝≫が入ったか? 5番(デルモン・ヤング)にセンターに大飛球を飛ばされるが、事なきを得て、最大のピンチ脱出! 

【4回裏】先頭のスイッチヒッター(デイオナー・ナヴァーロ)をライトフライに打ち取るが、7番ジョニー・ゴメスに「3-0」にして、思わず(3塁側ダッグアウトで)下を向くジョー・トーリ監督。ファウルを打たせて、「3-2」まで戻すが、結局この試合5個目の四球。
 しかし、ここから踏ん張って、8番(ジョエル・グーズマン)9番(ジョシュ・ウィルソン)をセカンドフライ、ゴロに打ち取る。 

【5回裏】先頭の岩村には初球(143km)を流し打たれ、レフトフェンス際まで飛ばされるが、1-OUT。2番(ジョージ・ヴァレンデイア)には(いい当たりだが)正面のレフトライナー! 3番ペーニャには初球(150km)を痛烈に1,2塁間に打たれるが、ファースト(一塁手)「名手」ダグ・ミントケイウィッツが好捕して、5イニングスを投げきった井川。ここで交代指令が出て、無失点で降板……日本では考えられない交代だが。 

 しかし、その後を受けた若手のエドワー・ラミレスが≪炎上≫して、3番手のブライアン・ブルーニーがグランドスラム(満塁弾)を浴びて、信じられないことに一挙6失点して、井川の(せっかくの)勝ち星を消してしまった。やはり、もっと井川を続投させるべきだった。球数87球。交代させる球数ではない。トーリ監督に信用が無い、のだろう。
 ヤンキースはその後、一旦は「6対6」同点に追いつくが、延長【10回裏】サヨナラ(ウォーク・オフ)負けして、一刻も早くプレイオフ進出を決めたい、ヤンキースにとっては痛い敗戦。勝ち試合だっただけに、悔いが残るだろう。井川の3勝目も消えた……因みに、この試合の勝ち投手は(前)読売ジャイアンツのゲーリー・グローヴァー(6勝目)。 

井川、先発の可能性急浮上 新人仮装して遠征出発 (MAJOR.jp)


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