野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

ミラベリ去りし後…(月刊メジャーリーグ4月号)

2008-03-22 22:07:14 | Slugger
 明日(23日)の「MLB・プレシーズンゲーム」読売ジャイアンツ戦に先発するボストン・レッドソックスの≪ナックルボーラー≫ティム・ウェイクフィールド(41歳)。しかし、長年ウェイクフィールドのナックルを一人で捕球し続けていた(専属)キャッチャーのダグ・ミラベリが、スプリング・トレーニング中(13日)に(突然)解雇されてしまった。
 明日はどうするのだろう? ウェイクフィールドの≪魔球≫ナックルを誰が捕球するのだろう? レギュラーのジェイソン・ヴァリテック? 明日はヴァリテックにとって「長い一日」になるかもしれない。

 今月号の(第二)特集は「遊撃手」(ショート・ストップ)。トップに取り上げられていたのは、ベテラン(40歳)オマー・ヴィスケル(サンフランシスコ・ジャイアンツ)。2004年のオフにクリーヴランド・インディアンスからFA(フリーエージェント)を宣言して、古巣シアトル・マリナーズに回帰することを宣言していたが、何故かメディカル・チェック(健康診断)で引っ掛かり、破談に……しかしサンフランシスコには問題なく入れたから、未だにあのシアトルのメディカル・チェックは何だったんだ? と思うが。

 イチローが(MLBの中で)「一番守備の巧い人」とリスペクトする「名手」ヴィスケル。イチローと(同じ)チームメイトになる寸前だったが、運命は暗転した。しかし、その後、シアトルにはキューバ人のユニエスキー・ベタンコートがショートに定着し、ヴィスケルに負けない「名手」ぶりを発揮している。……運命だったのだな、と(つくづく)思う。

 そのシアトル、最大のライヴァルが、同じアメリカン・リーグ西地区のロサンジェルス・エンジェルス(オブ・アナハイム)だが、しかし、このチームに今シーズン≪異変≫が起きている。まず昨シーズン18勝7敗(防御率3.40)のケルビム・エスコバーが「肩痛」でリタイア(開幕絶望)。さらに「エース」19勝9敗(防御率3.01)ジョン・ラッキーまでもが「右上腕三頭筋」の炎症のために開幕が「絶望的」になった。
 シアトルにとっては(敵失とはいえ)チャンス到来だ。今シーズンこそ、ポストシーズン進出の≪悲願≫が叶えられるかもしれない。……運命の歯車はどのように回転するだろう? 

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