試合前の始球式に森喜朗元首相が登場したが、スタンドから「ブーイング」。主催の読売新聞社の“主筆”と仲良しだと、こういう恩恵(特権)に与れる。しかし、この人が仕掛けた「大連立」が奏功していれば、ここまで「日銀総裁」人事に「暫定税率」=国民生活に影響を及ぼすような事態は招かなかった。こういう事態を予見していたから、元首相は「動いた」。その点は評価すべきだろう。
実際「ブーイング」は少数で(儀礼的かもしれないが)温かい拍手の方が多かった。首相在任時代、「北方領土」問題でロシアのプーチン大統領と互角に渡り合い、“タフ・ネゴシエーター”と評された元首相を侮ってはいけない。(……そんなことは兎も角)
明らかに緊張していた松坂大輔(ボストン・レッドソックス)。日本での公式戦、初の開幕投手、自身の「仕上がり」も万全ではなかったのかもしれない。初回から「球が来てなかった」。昨シーズン中盤の(調子の)悪い時の松坂が、この晴れの舞台で顔を覗かせていた。
途中で見ていられなくなって、チャンネルを換えたが、暫く経って(恐る恐る)見てみると、「0対2」のまま。よく2失点で収まったものだと思う。(昨シーズンなら)完全に試合を壊しているパターンだった。踏み止まれたのは、ここが日本だからか、東京ドームだから、日本の観客に囲繞(いにょう)されていたからか?
松坂同様、昨シーズンと同じ<トレンド>を踏襲したのが、左腕・岡島秀樹。「4対4」同点の【9回裏】から(5番手で)登板して、四球(ウォーク)を1個出したものの、ピシャリと抑えて、味方の延長【10回表】の勝ち越しを呼び込んだ。この安定感は昨シーズンと「同じ」。
この岡島のピッチングが、生で日本の観客(視聴者)にも観られて良かった。BSやCSや地上波のスポーツニュースだけでは、岡島の≪凄さ≫は伝わりきらない。あの1球の失敗も許されない、過酷なマウンドで奮闘する岡島の勇姿が、日本で刻み込まれた「意義」は大きい。
とにかくメジャーリーグの≪凄さ≫は、たとえ2番打者でも、初回のマーク・エリス(本来は守備の人)のように左中間スタンドに放り込める。【6回表】に逆転2ランを放ったジャック・ハンナハンも7番打者だし、【9回表】に同点ソロを放ったのも、レギュラーのJ.D.ドリューの「代役」(控えの)ブランドン・モスだった。
この緊張感=破壊力があるから、≪怪物≫松坂もビビる(慎重になる)し、岡島も巨大なプレッシャーと戦いながら、己の仕事を全うしようとする。この緊張感は、なかなか日本のプロ野球では「出せない」。まともに戦っては負ける。『WBC』(競技レヴェル)では小技を駆使した日本野球が世界を制したが……
MLB=開幕戦はレッドソックスが延長V、岡島が勝利投手 (MAJOR.jp)
激録!総理への道―戦後宰相列伝 田中角栄から森喜朗まで
実際「ブーイング」は少数で(儀礼的かもしれないが)温かい拍手の方が多かった。首相在任時代、「北方領土」問題でロシアのプーチン大統領と互角に渡り合い、“タフ・ネゴシエーター”と評された元首相を侮ってはいけない。(……そんなことは兎も角)

明らかに緊張していた松坂大輔(ボストン・レッドソックス)。日本での公式戦、初の開幕投手、自身の「仕上がり」も万全ではなかったのかもしれない。初回から「球が来てなかった」。昨シーズン中盤の(調子の)悪い時の松坂が、この晴れの舞台で顔を覗かせていた。
途中で見ていられなくなって、チャンネルを換えたが、暫く経って(恐る恐る)見てみると、「0対2」のまま。よく2失点で収まったものだと思う。(昨シーズンなら)完全に試合を壊しているパターンだった。踏み止まれたのは、ここが日本だからか、東京ドームだから、日本の観客に囲繞(いにょう)されていたからか?
松坂同様、昨シーズンと同じ<トレンド>を踏襲したのが、左腕・岡島秀樹。「4対4」同点の【9回裏】から(5番手で)登板して、四球(ウォーク)を1個出したものの、ピシャリと抑えて、味方の延長【10回表】の勝ち越しを呼び込んだ。この安定感は昨シーズンと「同じ」。
この岡島のピッチングが、生で日本の観客(視聴者)にも観られて良かった。BSやCSや地上波のスポーツニュースだけでは、岡島の≪凄さ≫は伝わりきらない。あの1球の失敗も許されない、過酷なマウンドで奮闘する岡島の勇姿が、日本で刻み込まれた「意義」は大きい。
とにかくメジャーリーグの≪凄さ≫は、たとえ2番打者でも、初回のマーク・エリス(本来は守備の人)のように左中間スタンドに放り込める。【6回表】に逆転2ランを放ったジャック・ハンナハンも7番打者だし、【9回表】に同点ソロを放ったのも、レギュラーのJ.D.ドリューの「代役」(控えの)ブランドン・モスだった。
この緊張感=破壊力があるから、≪怪物≫松坂もビビる(慎重になる)し、岡島も巨大なプレッシャーと戦いながら、己の仕事を全うしようとする。この緊張感は、なかなか日本のプロ野球では「出せない」。まともに戦っては負ける。『WBC』(競技レヴェル)では小技を駆使した日本野球が世界を制したが……
MLB=開幕戦はレッドソックスが延長V、岡島が勝利投手 (MAJOR.jp)
