野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

藪、牽制球で暴投…(12日・AT&Tパーク)

2008-05-18 21:49:26 | San-Francisco Giants
 藪恵壹(サンフランシスコ・ジャイアンツ)の登板するマウンドはいつも≪修羅場≫。12日(@AT&Tパーク)も「3対5」2点リードされた【8回表】1-OUT満塁の窮地。
 それにしても、防御率(ERA)2.45。被打率(OPPONET AVG).185。こういう場面で起用される根拠が数字に表れている。……素晴らしい。(色んな意味で)阪神タイガース・ファンの誇り、だ。
 
 しかし最初のブラッド・オースマス(キャッチャー)に「1-2」にした後、一塁に無意味な牽制球(ピック・オフ)を投げて、これが暴投になって、何と2者が還って、「3対7」! 藪の痛すぎる失策。現地テレビ局(FSN)も「まさか」この場面でピックオフを投じるとは思っても見なかったのだろう。(優雅に)VTRを流していた。……これは(断じて)文化の違いではない。藪(個人)の凡ミス、だった。
 この一球で試合は壊れてしまった。地元ファンからは野次とブーイング。オースマスはスライダーを曲げて、見逃し三振、9番ロイ・オズワルト(ピッチャー)もショートゴロに打ち取った。唇を噛み締めながら戻る藪……

【9回表】も責任を取らされてマウンドへ。先頭の「快足」ハンター・ペンスに内野安打を許すが、2番マーク・ロレッタ(休養で欠場の松井稼頭央の代役)をショートゴロ併殺に打ち取り、3番「強打者」ミゲル・テハダを3球(空振り)三振に仕留め、面目を保った藪。……こういう「失意」を何度も経験しながら、大崩れしない。それが藪の≪経験値≫だろう。

藪、けん制悪送球でダメ押し点献上 松井稼は欠場 (MAJOR.jp)

確信