野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

大乱戦の中の小林雅(4日・ボールパーク・イン・アーリントン)

2008-06-10 21:23:11 | Cleveland Indians
「15対6」9点リードの【7回裏】マウンドに上がった小林雅英(クリーヴランド・インディアンス)。先頭の(4番)ミルトン・ブラッドリーを「2-2」に追い込むが、狙ったインサイド低目の速球(93MPH)が惜しくも「ボール」。最後はチェンジアップが外れて、四球(ウォーク)。
 マウンドを降りて、帽子を被り直して、気持ちの切り替えを図る小林。こういうところがベテランの持ち味。ブラッドリーには盗塁を許すが、5番(バード)をシュートで詰まらせ、ボテボテのショートゴロに打ち取り、6番(レアード)は初球を打たせて、サードゴロ。7番(ボッグス)にはライトへ大飛球を飛ばされるが、フェンス手前でキャッチ。

【8回裏】先頭打者(シェルトン)には「3-2」にするが、センターフライ。9番ラモン・ヴァスケスにも「3-2」にして、チョッと球数が多い、この日の小林。ヴァスケスに一二塁間の真ん中に転がされるが、小林の巧みなベースカヴァーで2-OUT。1番イアン・キンスラーをレフトフライに打ち取って、終了。

 この後、小林の後を受けた4番手(バウアー)が【9回裏】に3失点して、「15対9」で終了。相手=テキサス・レンジャーズの打線が≪火≫を噴いていたことが判る。その打線を2イニングス=ノーヒットに抑えた小林。小林の価値が判ろう、というものだ。
 それにしても、この4連戦。初戦(2日)が「13対9」で、2戦目が「7対12」。この試合が3戦目で、翌日(5日)が「4対9」。壮絶な打撃戦となった4連戦。……本来なら、ここに「福盛和男」の名前が欲しいところだが。 

小林2回を無失点 インディアンスは乱打戦を制す (MAJOR.jp)

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