野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

対決! 黒田vs.福留(6日・ドジャースタジアム)

2008-06-24 21:00:19 | Los-Angeles Dodgers
 黒田博樹(ロサンジェルス・ドジャース)と福留孝介(シカゴ・カブス)の対決は【2回表】(福留らしく)初球(95MPH)から振りに行ってファウル。2~4球目が「ボール」で「3-1」からの5球目(93MPH)を流し打ったが、平凡なレフトフライ。
 広島東洋カープのエースだった黒田、ここまで12試合に登板して、2勝5敗、防御率3.93。一方、セントラル・リーグ2006年のMVP(打率.351、本塁打31)元中日ドラゴンズの福留は打率.305、本塁打4。二人とも(少なからず)メジャーリーグの≪壁≫を感じているか? 

 2回目の対決は【4回表】先頭のライアン・テリオにライト前に弾き返され、3番「主砲」デレック・リーにはスライダー2球で追い込み、速球2球で「2-2」の後、勝負球のスライダーを狙われ、ピッチャーライナー! 黒田がグラヴで弾き落としたが、内野安打になって、0-OUT一三塁。
 4番アラミス・ラミレスには「ボール」先行で「2-0」になるが、「2-2」に盛り返して、最後は(まるでフォークみたいな)縦スラを落として、空振り三振! リーに打たれたのは横スラ。どうやら配球を間違えたようだ。1-OUTを奪取して、5番・福留を打席に迎える。

 初球の高めの速球(94MPH)と2球目のフォークで誘った後、3球目(95MPH)ファウル、4球目(96MPH)を打って、ショートゴロ! ショートとセカンドの素早い送球で一塁も「OUT」でダブルプレー!! その瞬間、黒田はガッツポーズ!! 福留はその判定に落胆(不服)のポーズ。
 VTRで見ると明らかに「俊足」福留の脚の方がベースを速く踏んでいる。球審の明らかな誤審に救われた黒田、打点を阻止された福留……此処はドジャースタジアム。リグレーフィールドなら「違う」判定が出ていただろう。

 3度目の対決は【7回表】ここまで「3対0」ドジャースのリード。黒田の完封ペースで来ている。先頭の「主砲」リーを高めの速球(95MPh)で空振り三振に仕留め、悔しがるリーはバットを叩きつけて、真っ二つにした。割れたバットを左右の手に持ち、一塁側ダッグアウトに引き揚げるリー。
 4番ラミレスはスライダー3球で「1-2」に追い込んで、最後は速球(96MPH)で(完全に)詰まらせて(平凡な)セカンドフライ。そして5番・福留には「1-1」からフォークで誘って、4球目(96MPH)ファウルの後、5球目の渾身の速球(94MPH)で詰まらせて(これも平凡な)レフトフライ。……メジャー「初」完封に向けて、黒田。

黒田がメジャー初完封! 福留との対決にも完勝 (MAJOR.jp)

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