野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

ナ・リーグ新人王はハワード(7日)

2005-11-09 14:00:18 | Nichibei-Yakyu
 一方、ナショナル・リーグの新人王(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)は「地味に」ライアン・ハワード(フィラデルフィア・フィリーズ)が受賞。1塁手で打率.288、22本塁打、63打点のスタッツ(成績)。主砲ジム・トーミの欠場(DL入り)で巡ってきたチャンスを生かして、見事に新人王。来シーズン、主砲トーミ復活の場合は、どうなるのか? それが心配だが。

 2位はウィリー・タヴェラス(ヒューストン・アストロズ)外野手。ワールドシリーズ進出=ヒューストンの2番バッターを務め、打率.291で34盗塁。新人王の「本命」視されていたが、惜しくも受賞を逃した。
 3位はジェフ・フランコア(アトランタ・ブレーヴス)外野手。個人的には彼に受賞して欲しかったが。弱冠21歳の若者。70試合出場で打率.300、14本塁打。肩が強くて、長打力がある。来シーズン以降も楽しみ、だ。未来のスーパースター候補。
Major.jp

井口は4位、新人王逃す(7日)

2005-11-08 21:10:09 | Chicago White-Sox
 ある程度、予想されたことだが、アメリカン・リーグのルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人王)投票で、井口資仁(シカゴ・ホワイトソックス)は4位に終わり、藪恵壹のブルペンの同僚、ヒューストン・ストリート(オークランド・アスレティックス)が受賞した。守護神(クローザー)で67試合に登板して、5勝1敗23セーヴ、防御率1.72だから、文句なしの受賞。前半戦、最下位に沈んでいたオークランドの「反転」攻勢に大いに貢献した。

 個人的には、スターター(先発)で200イニングスを突破して、13勝9敗(3.72)の左腕グスタヴォ・チャシーン(トロント・ブルージェイズ)が、井口のライヴァルだと思っていたが……同じセカンド(2塁手)のロビンソン・カノ(ニューヨーク・ヤンキース)も選ばれても、おかしくない成績(打率.297、14HR)だった。
 何気に井口を押し退けて、3位に入っているジョニー・ゴメス(タンパベイ・デヴィルレイズ)(打率.282、21HR、101試合)には納得がいかないが。

 井口はオジー・ギーエン監督の計らいで休みながら出場(135試合)したが、結果的にはそれが裏目に出たのでは? フル出場とはいかなくても、あと20試合出ていれば、結果は違ってきたかもしれない。ヴェネズエラ人の監督に「謀られた」かもしれない。日本のプロ経験者に「新人王はやらんっ!!」という強い決意があったのかもしれない。私は疑っている。
Chicago White Sox

ジャイアンツ、エンジェルスが藪に興味(3日)

2005-11-06 22:04:36 | Oakland Atheletics
 日刊スポーツしか取り上げていないようなので、真偽の程は定かではないが、サンフランシスコ・ジャイアンツ、ロサンジェルス・エンジェルスが、藪恵壹(オークランド・アスレティックス自由契約)獲得に興味を持っている、らしい。
 サンフランシスコは「見るからに」ブルペンが弱そうだし、ロサンジェルスはブルペンが「強力」だが、誰もがその元でプレーしたがる、マイク・ソーシア監督(2009年まで契約延長)の元でプレーできるなら、野球人として、いいキャリアを積めることになる。

 たった1年でメジャーリーグから(落ちぶれて)戻ってきて、オリックス・ブルーウェーヴ辺りに拾われて、また日本のプロ野球で投げる藪の姿は正直、見たくなかった。まだ「確証」はないが、現役を「見事に」「立派に」メジャーで全うして欲しい、と思う。
 メジャーリーグもピッチャー不足だから、どこかのチームが拾ってくれると思う。エージェント(代理人)の力が必要、だが。
nikkansports.com

松井秀、電撃移籍の可能性も!?=NY地元紙(1日)

2005-11-02 11:45:16 | New-York Yankees
「留任」が決まったブライアン・キャッシュマンGM(ニューヨーク・ヤンキース)がやたら「強気」だ。「15日がデッドラインだ。その日までに松井秀と契約できなければ、放出することになるだろう」とコメントしている。同じく「留任」が決まったジョー・トーリ監督が「世界中の金をかき集めても、獲得するべき」と残留を熱望しているにも拘らず、この冷たいコメント。「正論」なのだろうが、オーナーサイドの評価は低いのかと訝しくなる。

 松井秀喜には来シーズンもピンストライプのユニフォームを着て、ニューヨークでプレーして欲しい気持ちがある半面、新しい可能性も見たい気もする。例えば、シアトル・マリナーズに移籍して、イチローと「日本人コンビ」を組み、シアトル再建に力を貸して欲しい、とも思う。
 シアトルには主軸に右の大砲が揃っているだけに、DHのラウル・イバニェスと共にラインナップを形成できれば、かなり打線が強化される。尤も、弱体投手陣「再建」を目指すシアトルにそんな精神的「視野」は望めそうもないが。
Major.jp

城島、夢のメジャーリーグへ(31日)

2005-11-01 14:14:24 | Seattle Mairners
 城島健司(福岡ソフトバンク・ホークス)は、メジャーリーグ移籍の条件に「正捕手」確約を挙げていたが、決して高いハードルではない。シアトル・マリナーズは「正捕手」ダン・ウイルソンも引退し、完全なる「正捕手」不在の状況。咽喉から手が出るほど欲しいだろう。城島獲得に失敗したら、スカウトの責任問題に発展するかもしれない。

 ニューヨーク・メッツも一応の「正捕手」だったマイク・ピアッツアとの長期契約が切れ、本人も来シーズンはDHのあるアメリカン・リーグでプレーしたがっている。恐らくロサンジェルス・ドジャース時代の恩師(?)マイク・ソーシア監督の元でプレーしたがっているのだろう。メッツも有力な候補だ。

 3番目に名前が挙がっているロサンジェルス・ドジャースは、今シーズン「正捕手」にニューヨーク・ヤンキースの<プロスペクト>だったディオナー・ナヴァーロを据え、来シーズンもレギュラー確実。城島獲得には乗り出さないだろうし、乗り出すべきではないし、城島も行くべきではない。
 しかし、GMポール・デポデスタも解任され、トミー・ラソーダ氏(オーナー特別顧問)の「線」から、ボビー・ヴァレンタイン監督「招聘」に動く可能性がある。そうなると、劇的にチーム状況は変わるが……

 選択肢がたくさんあって、迷うところだが、ここは迷うことなく、「一番」城島を必要としてくれているチームに行くべきだと思う。それはやはり、マリナーズ。チーム再建を目指すチームに力を貸して欲しい、と思う。そしてチームの不振に影響され、悩めるイチローを救って欲しい、と思う。悩める、という意味では、メッツの松井稼頭央も「悩める」男だが……どちらを救いに行くか? 
Major.jp