これに似た質問に以前回答した記憶がありますが、今回は詳しく書きますね。
様々理由はありますが、最大の理由は<o:p></o:p>
大学受験を想定したとき、中高6年分の内容を4年半~5年間で終了させ、残り1年~1年半を大学受験に特化して指導するので現役で難関大学、難関学部に合格しやすくなるからです。<o:p></o:p>
ならば、中高一貫校に入らなくても、高校受験して、高校入学後に高校3年間の内容を1年半~2年で終了させれば同じではないか?という疑問がすぐわきます。<o:p></o:p>
それはやってみればすぐわかりますが、かなり困難です。なぜなら、中高一貫校では、まだ内容が易しい中学3年間分を中1~中2の2年間で終了させているから、中高6年分を5年間で終了出来るのです。高校分野については通常2年半~3年間かけています。
そうすると、公立中学はもちろん附属高校の併設されていない附属小学校→附属中学校はかなり不利です。<o:p></o:p>
附属中の生徒も附属高校が併設されていないので全生徒が高校受験をします。中高一貫校に入学した生徒達は中3で高1の内容に入ってドンドン進んでいるのに、公立中や附属中の生徒達は志望校に合格するために高校受験勉強が絶対必要で、中1~中3の総復習を強いられます。学力も意欲もないお子様ならそれはそれで良いことですが、資質の高いお子さんにとっては高校受験勉強という足踏みを中3の1年間強いられます。これは非常にもったいないですね。<o:p></o:p>
無論志望校が慶應女子、慶應志木や早稲田高等学院などの上の大学にほぼ100%進学する高校であればもともと大学受験をしないのでそれはそれで良いと思います。<o:p></o:p>
しかし、一般受験で大学受験をするなら中高一貫のほうが有利でしょう。<o:p></o:p>
そういう構図がわかってきたので中高一貫校の人気が高いのです。東京都も都立の中高一貫校をつくっています。ちなみに都立小石川高校も理系重点指導の中高一貫校となり、都立小石川中等教育学校となり高校からは生徒募集しなくなりました。
次の理由としては<o:p></o:p>
公立中学校や附属高校が併設されていない附属中の中3生が高校受験勉強を必死にしている中3の夏休みを中高一貫生は卒論や海外短期留学をはじめとした有意義なことに使えます。中3の時にそういう経験をすると人としての幅が広がります。中3の夏という一生に一回しかない貴重な時期に有意義な人生経験をつませてやれます。様々な良き人生経験が人としての器を大きくし、人間力育成に役立つのです。
高校受験がないので楽だから中高一貫校に進学するのではありません。以上のような利点が多々あるので中高一貫がおすすめなのです。<o:p></o:p>