いや~、これも難しい質問ですね。実際千差万別ですから。<o:p></o:p>
-これで終わってしまってはご質問を頂いた方に申し訳ないですね。<o:p></o:p>
子供が幼い頃から医療関係に関心を持つきっかけは様々です。子供自身が幼い頃から病弱でたびたび病院の先生にお世話になったり、あるいは家族が病気になったり・・・。野口英世博士やシュバイツァー博士の伝記を読んで医療に関心を持つ人もいます。<o:p></o:p>
子供に幼い頃から医師という仕事の素晴らしさを語ってやっても、所詮親自身は医療関係者ではないので、医師という仕事の本当のところは理解していないし、外から見た医師像しか語ってやれません。<o:p></o:p>
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そこで提案なのですが、親自身が親学として医療・医学に関心を持つことがスタートではないでしょうか。もちろん親自身が医師になるわけではありませんから、組織学や解剖学等の専門書を読み込む必要はまったくありません。人体の神秘や医学の素晴らしさを垣間見る程度で良いのです。<o:p></o:p>
そこでおすすめなのが渡部昇一先生が翻訳・解説したアレキシス・カレルの『人間この未知なるもの』です。<o:p></o:p>
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原著は1935年に初版が発行され、出版後数年にして18カ国語に翻訳されて世界中でベストセラーになったものです。約80年も前の本ですが、現代でも十分通用する内容です。それどころか今でいうDNA鑑定の予言?までをしています。カレルはさすがノーベル生理学・医学賞の受賞者です。長編ですので、巻頭の渡部先生の解説を読んだ後は、目次をご覧になって関心があるページを中心に読まれても良いと思います。
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