活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

ポートワインが好きだったわけじゃない

2007-10-01 17:06:49 | 活版印刷のふるさと紀行
 ヴァリニャーノがポルトガルを選んだ理由は、
①イエズス会を応援してくれている最大勢力がポルトガル国王だったから、
また、リスボンには、イエズス会もあるからなにかと便利だと考えて

②旅程として最終地だったから印刷機や器具の積み込みがしやすい

③印刷研修要員のドラードやロヨラがポルトガル語がいちばん得意だったから
教えを受けるのにいい。
 ざっと、こんなことだったのでしょう。
  
 逆に、ヴァリニャーノにはパードヴァ大学時代に女性と口論の挙句、疵つけてしまった過去がありました。
 いくら、イタリアが「印刷」の先進国とはいえ、その苦い思い出の地でドラードたちに印刷修行をさせるには、ためらいがありました。
 まして、本来なら大司教にもなっても不思議ではない人が、ポートワインを連想してのことであるはずがありません。おっと、これは、冗談。
コメント
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