活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

沼津と三島を歩く

2010-12-13 20:33:23 | 活版印刷のふるさと紀行
 神田川大曲塾の塾員、いつもの印刷文化研究仲間との小旅行。
 私の学生時代は東海道新幹線はなくて東海道本線でした。東京を最終の大垣行の普通列車に乗ってひと寝入りすると沼津だった記憶があります。

 ところが今度の小旅行の集合場所が「沼津駅南口」なのに、新幹線に沼津駅はありません。三島でひかりを降りて1駅乗らなくてはいけませんでした。不思議な話です。  昔、東海道本線ができるとき愛知県の「岡崎」が蒸気機関車の釜火が風で飛んで火事になるからと町はずれにしか線路の建設を認めず、キツネやタヌキの出そうな町はずれに駅を作らせた話を聞いたことがありますが、沼津はなぜ新幹線の駅づくりを敬遠したのでしょうか。

 さて、今回の小旅行の目玉は沼津兵学校が研修テーマ。そこでなにはおいても、まず、沼津兵学校跡地を訪ねることにして南口をスタートしたのでありました。
 沼津城二の丸に作られたこの学校は「徳川家兵学校」というのが創立当初のこううめいだったようです。瓦壊した徳川幕府の陸軍の士官教育が新しい第一歩を踏み出した徳川家にひきつがれたのでしょうか。

 それにしては、明治維新とともにここで学んだ学生が日本の夜明けの中で近代社会づくりにあまりにも大きな貢献を果たしました。
 写真は城岡神社というお社ですが、ここの鳥居の左手に「沼津兵学校記念碑」がありました。ただ、当日は日曜日、碑の前が子どもたちのスタンプラリーの捺印会場になっていて、残念ながら撮影をあきらめました。

 

 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする