PRINCOの今日のパチパチ
Sidosso Princoちゃんの思わず拍手パチパチ記録
 



『BABYLON』、観てきました。パチパチ!
結構、評判悪かったので行くか迷ったのですが、デイミアン・チャゼルで外すわけがない!と信じて映画館へ。


結果、、、、、


これ、傑作ですって!バビロンってタイトルもいい!
(まあ、私の場合、ほとんどの映画に対して傑作だと思っちゃうんですが、、、、、)

NetflixやYoutubeなどの台頭で生まれた「これからの映画業界ってどうなっていくんだろう?」という不安が、コロナで加速されたと思います。
そんなときに監督から発信された
「我々が死んだって映画が無くなったって、後世の人が、フィルムを見てくれれば俳優たちはいつだって見た人の心の中に現れる、そんな映画ってものに関われたら、素晴らしいじゃないか」
というメッセージなのかなと。だとしたら主人公のマニーはデイミアン・チャゼルがモデルなのでしょう。
ちなみにレッチリのフリーが出てます(^^)

とにかく危険なシーンが多すぎてテレビでは絶対に放映されないと思うので、映画館でぜひ!
映画『バビロン』予告編


以下、ネタバレあり。白文字で書いているので反転させて読んでください。









エログロに耐性の無い方は、厳しいです。あまり耐性がありすぎてもそれはそれで問題なのですが(^^;)
前半、映画界のボスであるワラック邸で夜な夜な開かれる、酒池肉林のドラッグパーティーは、とにかく圧巻。CGなんてクソくらえという監督からの強烈なメッセージ(ホントにクソくらわされます^^;)。そして後半の、ギャングの地下パーティーも、いやはやグロい。ストーリーなんてありません。

ただあえてストーリーを言えば、マーゴット・ロビー演じるネリー・ラロイとブラッド・ピット演じるジャック・コンラッドの栄光と終焉。その二人の映画俳優を側で見ていた、映画を愛するメキシコ系青年のマニーの成功と挫折、そして今、でしょうか。
『2001年宇宙の旅』?って感じのラストですが、カオスの中に、映画そのものへの愛があふれています。『ニューシネマパラダイス』のような感動の終わりにすることもできたんでしょうが、そうではありません(泣いた人もいるかもしれなけど)。「映画の一部になりたい」と願った青年が、やがて大人になり、自分が映画の一部だったことに気づいたというエンディングでした。もはや、我々観客も映画の一部!?
そして、はじめに少し書きましたが、「♪映画は続くよどこまでも~」というメッセージだと私は受け止めました。


心を病んだ母親と、娘を食い物にしかできない父親を見捨てることができないネリーが切なかったです。
「人生は最高!」と叫びながら、マニーには自分はふさわしくないと彼の元を去り、やがてひっそりと死んでいく元映画スター、、、、
マーゴット・ロビーとブラッド・ピットがともに、役にはまりまくってました。実在の女優と俳優がモデルなんだそうで、映画黎明期のスターってこうだったんだろうなーと思います。
きっとYoutubeとかも、始まりはこんな感じで、山師や犯罪すれすれの人たちが、わらわらと集まっては消えていったのでしょうね。
細く長く光るか、一瞬でまばゆいほどに輝くか、、、、、








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