さあ、12月はスパークリングワインの季節です。
山梨でも、たくさんのスパークリングワイン(以後SPと略します)が作られています。
私どもがワインを語るとき、白ワイン、赤ワイン、そしてSPのカテゴリーになります。
白、赤、ロゼ、ではないのです。白、赤、SPなのです。
それほど、SPは売れるようになりました。ロゼは一時売れたのですが、やはり中途半端というか、深化しないというか、最近のSPの隆盛には完全に負けています。
さて、価格と品質で、一番のお薦めはマンズワイン(勝沼)の「酵母の泡」。1620円、やや辛口と辛口、どちらも白のSP。
以前は、メルシャン(勝沼)の「勝沼のあわ」とロゼの「穂坂のあわ」がイチ押しだったのですが、残念ながら値上げしてしまいました。マンズとメルシャンの品質は甲乙つけ難いので、安いマンズに軍配。
話題では、塩山洋酒が初のSPをデラウェアで作りました。山梨の白ワインといえば甲州種ですが、デラウェアもまだ健在です。
塩山洋酒は、親子で活躍する小さなワイナリー。後継者の萩原弘基さんがお薦めする酸の効いたSPです。
次は、マルスワイン(石和)の「穂坂シャルドネ&甲州」。今年の国産ワインコンクールで金賞を受賞したマルスの「穂坂シャルドネ」の姉妹Sp。金賞SPはすでに品切れなので、類似SPで我慢してください。類似SPですが、銅賞受賞です。
同じく金賞を受賞した丸藤葡萄酒(勝沼)も、金賞SPは品切れ。下の写真は、丸藤の「甲州ドゥミ・セック」。甲州種のやや甘口のSP。
コンクールには不参加の機山洋酒、奥野田葡萄酒(どちらも塩山)は、シャンパンと同じ瓶内2次発酵のSP。山梨のSPを紹介する時には欠かせない2品ですが、どちらも家族経営の小さなワイナリーなので、購入できない場合があります。
以上、すべて750mlサイズですが、750mlが大きい方にはフジッコワイナリー(勝沼)の375mlサイズの濁りSP。写真は2本ですが、赤、ナイアガラ、巨峰、キウイの4つがあります。
一宮町のルミエールにはシードルがあります。昨年は、発売早々、生協に買占められ、まったく流通しませんでした。