8月の晦日の土曜日、臨時営業が行われた日のことです。神田神保町店と迷うもそちらは前日に臨時休業の告知がなされたことで自然と一択に。計画よりも大分遅れた12時02分に到着し、予想よりも少ない23人の行列の最後尾に。それから、後続に16人が続いた12時39分に入店し、12時58分に注文の品が配膳されました。なお、奇しくも13時10分に退店する際の店外待ち人数も同様に、23人でした。
大ラーメン(つけ麺に変更)、野菜大蒜脂。
麺丼。
ラーメン2杯分は、6分強を過ぎた頃に鍋から取り出され始め、1分弱で丼に。つけ麺用4杯分は、それが終わってから麺上げされ都合7分強の茹で時間。そして、ザルに入れられ助手さんによって水道水で締められた後、店主さんによってよそわれました。なお、この日の男性助手さんは、まだ馴れていないらしく、食券の確認や「ニンニクは?」の問いかけ、そして一連の盛付から提供も店主さんが行っていました。
完全に熱が取れたわけではない状態で、グニグニとして噛み切るのに難儀する位の歯応え。
欠かせない胡椒は注意深く直接麺に。
つけ汁丼。
クタ気味の野菜はそれだけで十分に甘みを持って、他の食材との絡みも良く。
弾むような肉質の赤身と、トロッとした舌触りの脂身との特長が、口の中でせめぎ合っていた豚。
タレの味がよく染みた脂身に覆われた端部分。
赤身は、歯によって繊維質を残して濾されるように解れた、荒々しさを持っていました。
つけ汁。
透明度が高く、酸味とゴマ油の風味によって、主役を務める醤油の存在感が強まり過ぎることを防いで、優しさ溢れる味わいに。特に、一歩間違うと拒絶感を生み出しかねないお酢の効き具合が、絶妙な具合だと。
ドライな辛みが強い大蒜。支配力が強く、つけ汁のバランスを壊しかねないので、入れないという選択肢もあり。溶いても最終盤。
同時にカラメが足された背脂にはネギが混じって。終盤、丼に沈めるとつけ汁と馴染んで深いコクを醸し出し、新たな味の層を見つけることが出来ました。
およそ10分を要して完食し、次々ロット用の麺を茹で始めようとしている店主さんに、次回臨時営業の予定を確認し、退店しました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます