5月最初の土曜日のことです。前日である4月のプラミアムフライデーには80人以上が行列を成したという情報に接し、大型連休中の土曜日であると共にその最終営業日ということもあって、3時間以上の待ち時間を覚悟し、店主さんの麺上げ時間帯との兼ね合いも考慮した上で、10時40分頃に店頭に到着すると待ち人は41人。少ないなぁ、という感想を得最後尾へ。そして、後続に8人が加わった10時57分に開店すると、2人で訪れていた方がロットを跨ぐ格好となったことで、一ロット繰り上がったこともあり、到着から約130分で入店し13時丁度にラーメンが配膳されました。これでも短い方で、正午を過ぎた頃に到着した方は3時間40分待ったという情報も。尚、15時には閉店となりましたが、最後に並んだ人がラーメンにありつけたのは、18時頃となりました。
大豚(硬め)、大蒜多め脂。今回も「大蒜多め脂でお願いします。」と伝えると、「フッ」という苦笑いとも侮蔑とも受け取れる店主さんのリアクションの後に。
麺丼。いつもの量に戻っていました。
硬めは3分、通常分は4分という茹で時間でした。全体的に、以前と比べて短くなっているような。
冷まして食べやすくする為に、生卵の器に移したり、底から掘り起こすようにしたりして。
かん水と思しき野性的な香りを強く漂わせ、前回には及ばずもボソっとした感触を伝えていました。
しかし、スープに浸っているうちにそれらの特長は薄まり、シコシコとした食感が目立つように変化していきました。
最後は溶いた生卵と大蒜と固形脂と絡めて。
2色にセパレートしたスープ。
醤油感が先行するも元々持つ豚による旨味に加えて、固形脂によって与えられた厚みのおかげで後味はぷっくりと。
野菜丼。豚の下にも敷き詰められていますので、小少なめの際の麺量と同じ位のもやしとキャベツが盛り付けられているでしょう。
醤油ダレが回し掛けられた熱々の野菜は、もやしが敬礼したような茹で加減でした。
豚。
常温にも関わらず、溶け出した脂身が表面に滲み出ていた豚。
色濃い部分が気になるも、一切の臭みを感じさせない豚。
上質のロースハムに似た味わいの赤身。
全体に脂身が散らばってパサつきや筋っぽさとは無縁の豚。
この見ためでもしっとり軟らか。
どれも潤いと柔軟性を持った肉質でした。
優しめの存在感で、久しぶりに多めと言いましたがあまり変わりませんでした。
固形脂。プルルンとした豚の脂身がほとんどで、特に味付けはされていませんでした。
生卵。最後に麺と絡めたのですが、少し重たくも感じました。
15分程で完食。丼を上げると「おぅ、ありがとう~」という三田方面で聞き覚えのある店主さんからのご挨拶を背に、70人に伸びた行列を横目に徒歩で秋葉原駅に向けて歩みを進めました。
その後、16時30分を過ぎた頃店内を覗くと、厨房内には店主さんと遅番の助手さんが。この体制が今後も続くのなら、次回からは夕方に訪れたいと思いました。
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