8月下旬の土曜日、以前から行きたかった、京成立石にある宇ち多゙に向かいました。電車を乗り継ぎ12時30分頃に到着
すると覚悟していた行列はなし。暖簾が出ていたので入店しようとすると、店内から従業員の方が両手で✕印を。よく見ると
店内は閑散として既に片付けが始まっていましたので、遅くても12時前には早仕舞いしていたようです。甘く見過ぎていま
した。
当初は少し飲んで酔いが覚め始めた夕方頃に訪問しようと思っていたこちらへ予定を早めて。14時過ぎに到着すると並びは
11人。30分後にはラーメンが配膳されました。
大豚、大蒜脂+生卵
麺丼です。当初、店主さんは普通の大で提供されようとしていましたが、助手さんが耳打ちし、鍋の中にあった麺が丼に
追加されました。お気遣いありがとうございます。
一見して「細い」と思った麺は、小麦粉がぎっちりと詰まったようで全体的にボソッボキッとした感じ。
佇まいからも硬さが表れています。
丼中でスープを吸っても変わらず麺一本一本が強さを主張しています。茹で加減というよりも、小麦粉と水の配合割合に
起因するような。所謂、低下水率の麺だと言えるのかも知れません。
別丼には、野菜と豚と大蒜。
野菜は熱を持った状態で醤油ダレが回し掛けられて。閉店間際ではなかったので後続のお客さんの存在が気になり、増し
をお願いしなかったのですがそれでもかなりの量。シャキッとしたもやしの食感とキャベツの葉部分の仄かな甘みが心地
良く、いくらでも食べられそう。やはり次回からは増しにします。
豚です。この日は、全体的に赤身がしっとりとした肉質でした。
赤身メインの肉々しいものを想像していましたが、旨味をたっぷりと内包しています。
こちらはパサつきを警戒しましたが、しっかりと旨味が染み出してきます。
プルプルの脂の甘味が堪らない豚。
もはや角煮ですね。
赤身がスッと裂ける豚。
表面にタレが浸みたことで甘さが増した脂身が大部分を占める豚。
脂をお願いしたせいかスープ全体を油膜が包むよう。
最初に液体油の存在が、続いて角の取れた醤油の塩気が表れ、口の中をサッパリとさせつつ僅かに舌に塩気を残して
いく感じです。
大蒜は多めに。いつも多めで頼んでいるので増やしてくれたのかもしれません。一粒一粒がしっかりとした、優しめ
の辛さでした。
今回脂を頼んでみました。フワッとしてほんのり甘味を放ち麺との相性は抜群。今後も頼んでしまいそう。
生卵は気味の部分が大きいような。最後に麺を絡めて楽しみました。
14分程で完食。いつもと変わらない量のはずですが量の多さや脂のしつこさは感じず。店主さんと助手さんに挨拶
し、丁度良い腹具合で退店することとなりました。
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