お盆明けの日曜日、午前中に成分献血をした後、電車を乗り継いでJR南越谷駅へ。駅から徒歩でお店へ向かう途中、暑さに加えて献血の
影響もあってか、軽い眩暈を覚えつつも何とか14時53分に到着すると中待ち4人。その後お客さんが1名来店し、15時11分に閉店
となりました。
大豚入り、大蒜。ここ最近、閉店間際でも豚入りが販売されているので、店主さんに理由を尋ねると「たまたま。」とのこと。
麺丼には麺と大蒜。
盛り上がった部分の、厚み幅共に豊かな麺の表面は柔らかな唇のような触感で、口に入れると麺に包み込まれるような、モッチモチまでは
至らないやわモチ食感。
スープに浸ることでツルッモチ食感へと変化した麺はその滑らかさ故、気持ち良く啜ることが出来ました。
大蒜はスパッとした辛さで、噛むとガリッという感覚を覚える粒がしっかりしたもの。
サブ丼には豚と野菜。
野菜は浅めの茹で加減で、葉部分が大半を占めるキャベツよりもやしが存在を主張しています。充分にスープを纏った麺と絡めてに食べる
と、味の濃さと舌触りが丁度良くなります。
最初は醤油と液体油が勝った仕上がりに思うも、遅れて豚出汁と調味料に因る円やかさがチラリと顔を覗かせると同時に、醤油を包み込む
ように口の中に広がることでその塩気を適度に和らげるからか、舌の上から醤油感がスッと消える優しい味わいのスープ。結果として円や
かさが強く記憶に残り、立て続けに5口6口とレンゲを口に運んでしまいました。
豚は5つ。大きな期待を抱かせる外見です。
抵抗なく歯が入りつつも、噛み切る際にはしっかりと顎を使うことを必要とされる豚。
成形された中心部のしっとりとした赤身部分に、豚の旨味が表れていた豚。
自らの重みによって脂身による結合だけでなく、赤身部分でも崩れてしまう柔らかさが全面に押し出された豚。この豚に限らず、全体的に
赤身部分に旨味をたっぷりと含んだ肉汁が溢れ、生姜の風味を感じました。
周囲の甘い脂身はもちろんのこと、中心部の赤身脂身ともにフワッとした感触を覚える豚。
サシが入って瑞々しい赤身を分厚く大きな脂身が覆い隠す端豚。
コンビーフに似た、タレが良く染みた筋繊維が目立つ部分もありました。
箸が止まった訳では無いのですが、貧乏性に起因する食い意地を熱中症対策という都合の良い理由に置き換え、献血会場で無料サービスの
ジュース類を過剰摂取したことで胃の許容量が減少したせいもあってか、約27分を要して完食。お店には大変申し訳ありませんが、今後
も、多少時間がかかっても他のお客さんの迷惑とならないように最終若しくはその前のロットにてラーメンが配膳されるよう、閉店間際の
訪問を続けたいと思いました。
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