10月中旬の平日、午後から有給休暇を取得しての利用です。これまでの傾向からすると、早ければ14時10分遅くとも14時40分には宣告を覚悟しなければならないと考え、それに間に合うような行動を心掛けた結果、14時を少し過ぎた頃には、店外に並ぶ23人の最後尾に辿り着くことが出来ました。
到着から約30分後に入店すると同時にこの看板が置かれて宣告となり(公式twitterではその10分前に営業を終了する旨の告知がありましたので、実際とはタイムラグがあるよう)、さらに7分程経ってラーメンが配膳されました。
小ラーメン、野菜大蒜脂。
見るからに重さを感じる厚みのある麺。
持ち上げると、小麦の良い香りを周囲に振り撒きます。
口に含むと嫌味のないボソさを感じさせると共に反発力強めなので、噛み応えは抜群。凄く美味いです。越谷店と神田神保町店以外では大を注文しない、というルールを決めているのですが、小岩店は例外としたいです。
食べ終えても暫くの間、麺の余韻、特に香りを残していきました。
卓上の白胡椒を。二郎の麺に合いますね。
唐辛子も。こちらも悪くありませんが、強いて言えば白胡椒に軍配が上がります。
ぐったりとした茹で加減で麺やスープとの絡みが一際際立つ野菜。また、もやしのひげの作用によって野性味を持ち合わせてもいました。
元は2つであったろうと推測される豚。
箸で引っ張り出すと、その時点で崩れてしまいました。
ほぼ赤身ですが、舌の上でハラッと崩れてしまいます。
軟らかいという言葉では表現し尽せない軟らかさです。
油滴と固形脂が表面に浮かぶスープ。
調味料、恐らくはみりんと思われる甘味が強く伝わると同時に液体油によって奥行が与えられたという印象。口当たりの良い、そして豚出汁の存在が薄めだったことで、軽めと言える味わいでした。
大蒜はスープに溶けると控えめに主張し、その味に少し変化を及ぼす具合。
プルンとした脂はプレーンな状態で。
およそ9分で完食。全ての要素が高レベルで安定し、特に麺に魅力を感じさせる一杯でした。
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