立石で回った酔いを醒まそうと神保町界隈を散策したり大型書店で立ち読みしたりして時間を潰してから、16時過ぎに
お店に到着して長蛇の列の最後尾へ。この日は33度を超える厳しい残暑でしたが、常にキッチンジロー前まで行列が形
成されていました。
大豚、大蒜多め、野菜脂。
麺丼です。スープの量が少ないですね。
盛り上がった部分には、グルエースが振りかけられた後にフワッとした脂と醤油ダレが追加されました。
細くて柔らか目の麺は脂とグルエースが加わったことでかなり甘めの味わい。麺の持つ仄かな甘みと相まってスープが無
くても充分に美味しいです。
丼の中で飴色に変化した麺は表面がプリッとして、弾むような弾力を備えています。スープを纏うか否かで180度食感
が異なりました。
野菜丼には、豚と大蒜。
野菜の上にも醤油ダレと脂を頂戴しました。
いつもより良く火が通って、口に入れるとギュッギュと音が聞こえてくる野菜は、キャベツの甘さが後を引きます。
大蒜はこの量。サラッとした感触で辛さは控え目でした。
豚は5つ+α。
端豚はみっちりとした肉質、ワイルドにかぶりつきました。
周囲のプルンッとした脂にはタレが良く染みています。
こちらも食べ応えのあるロースハムのような肉質の赤身。
この日はどれもみっちりと詰まった赤身が大部分を占めるものでした。
そのままだと少々硬さが気になったので、スープに浸けて柔らかさと円やかさをプラスしてから口に運びました。
小さい岩石のような豚。
顎力を必要とされる、赤身100%で成り立つものでした。
表面のスープは乳白色。
口に含むと、豚出汁と調味料による甘さを感じた直後に、それに中和されて穏やかになった醤油の塩気が表れてくる、円
やかさが強く印象に残るスープ。
生卵。前回も感じましたが、黄身の比率が高いような気がします。固形脂と麺を移した後に、少しだけスープを足して
良くかき混ぜてから食べました。
18分を要して完食。麺量だけを比べれば以前より少ないはずなのですが、限界ギリギリ。さすがに加齢による影響かも
しれません。既に次ロットの配膳が終わりかけていましたので、店主さんと助手さんにお礼を言ってそそくさと退店しま
した。
帰路、電車のつり革に捕まっていると前に座っている中年男性が鼻を押さえながら私を睨み続けていました。そして、次
の駅に到着すると、その男性は少し離れた座席へ移動して行きました。私の体臭が不愉快にさせたのは明らかです。退店
してから30分後のことなのですが、そんな短時間でも大蒜って我慢出来ない程に臭うものなのでしょうか?今迄もある
程度の臭いを撒き散らしているだろうとは思っていましたが、ここまで露骨な反応をされたのは初めてだったので、気に
なりました。それとも大蒜どうこうではなく、普段からの私の体臭が原因だったのでしょうか?どちらにしても、これか
らは周囲に対する、自身が発する臭いには配慮が必要なのだと痛感しました。
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