2023年12月4日(月)~9日(土)
メンバー:19人
コロナもひとまず落ち着いてきて、海外遠征例会の募集があったので、さっそく参加しました。
台湾の玉山(3952m)に登頂するのです。
台湾は九州より狭い国土に、3000m級の山が200座以上連なっています。
その中で一番高い山が玉山です。富士山より髙いけど雪は降らないのでしょうか?
12月4日(月)
関空10:55---台北13:10---阿里山ホテル20:00
関空の入国ゲートが異常に混んでるとの情報で、飛行機出発時間の3時間前の午前8時に関空集合です。
自宅を始発の地下鉄に乗り、なんとか集合時間に間に合いました。
関空は予想ほどの混雑もなく、飛行機は予定通り離陸し、台北(桃園国際空港)到着します。
台北は雨が降ってます。なんか嫌な予感がします。
そのまま、ガイドツアーの出迎えバスに乗り、5時間かけて移動。
玉山ふもとの阿里山のホテルに到着したのは午後8時近くです。
まずは夕食、もちろん中華です。
独特の香辛料が入っていて、好みに合わない人もいたようですが、
私はどれも美味しくいただきました。
阿里山は温泉地で大浴場もありますが、午後9時までで、入れませんでした。
12月5日(火)曇り
コース:登山口9:00---鹿林山(2845m)12:00/12:30---麟趾山(2854m)13:00--塔塔加登山口14:00(シャトルバス---駐車場
今日は玉山登山に備えて、足慣らしです。阿里山から登山口までバスで1時間ちょっとかかります。
登山道もよく整備されて、軽いハイキングコースです。
雨は止んでいますが、ガスっていてほとんど展望がありません。
鹿林山山頂でちょうどお昼、
お弁当にもらったおにぎりを食べます。
中にいっぱい具材が入ってて美味しかったです。
午後からは少しガスも上がってきました
少し周りの山も見えてきました。
昨日乗り物に長時間乗っていて、こわばった体をほぐすのにちょうどよいハイキングコースでした。
12月5日(火)曇り
コース:塔塔加登山口9:00--モンロー亭---白木林休憩所---排雲山荘15:00
距離:8.5km
玉山登山は日本の富士山のようなもので、翌日早朝出発しご来光を見るのが一般的です。
入山制限をしていて、排雲山荘に宿泊する人しか入山できないので、
富士山のように人でいっぱいになることはありません。
塔塔加登山口
排雲山荘までは距離はありますが、アップダウンはあまりなく高度順応するのにちょうど感じです。
ガイドさんもゆっくり歩いてくれます。
時間があれば玉山西峰をピストンする予定でしたが、
霧も出てきたし、時間も遅くなったので中止にし、明日に備えてゆっくり休むことになりました。
排雲山荘は玉山登山で宿泊できるただ1つの山小屋です。
宿泊人数は116人で、寝袋、食事など提供してくれます。
日本の山小屋とほぼ同じですが、人数制限しているのでゆったりしています。
12月6日(水)
排雲山荘3:00---玉山本峰6:20/7:00---排雲山荘8:30/9:20---塔塔加登山口14:00---台北ホテル20:30
午前1時50分起床、午前2時10分食堂に行くともうお粥の朝食を配っています。ここではこの時間に登るのが普通のようです。
午前3時ヘルメットにヘッドランプを付けて出発します。
真っ暗でおまけに霧も出ていて何も見えません。前の人の足元をだけ見て登ります。
登るにしたがって、周りに白いものが付いています。昨日の雨が山頂では雪だったようです。
鞍部からの岩場は凍っているし、鎖にはエビのしっぽのように霧氷が張り付いています。
オーバー手袋、顔はフェイスマスク、完全に冬山装備です。
しっかりした鎖が山頂まで取り付けられていますが、持つ手が冷たい。
午前6時玉山本峰山頂(3952m)です。ご来光の時間で空は明るくなっていますが、太陽は出てきません。
山頂で一人ずつ写真を撮って下山開始します。
登りより怖いけど、皆さん結構楽しんでます。
排雲山荘まで戻ると、暖かいラーメンが用意されてました。
あとはひたすら登山口まで下ります。
塔塔加登山口登山口に着いたのは午後2時です。
駐車場にはガイド会社の社長さんがお出迎えしてくれて、
豚まんとビール、お土産まで配っていただきました。
バスで下りる時、玉山連山の山頂辺りが雲の上に見えました。
一番とがっているのが山が、登頂した玉山本峰です。
これから台北まで長いバス旅です。みんな爆睡してました。