2022年5月19日(木)~20日(金)
メンバー:2人
大杉谷は4年前に歩いたのですが、その素晴らしさに再訪しました。
前回と同じシャクナゲの時期です。
大杉谷登山口までのバスは、10人以上予約がないと運行されません。
平日はほとんど運休ですが、木曜日運行されるというので急遽決行しました。
5月19日(木)
コース:大杉谷登山口12:05---千尋滝14:00---シシ淵15:10/15:25---桃ノ木山の家16:30
歩いた距離:6.3km 上り808m 下り:627m
アクセス:鶴橋7:36(近鉄特急)---伊賀神戸(近鉄急行)--松阪9:14/9:24(JR)---三瀬谷10:14/10:30(登山バス)--大杉谷登山口12:00
登山口までの電車バスの乗り継ぎが大変ですが、
何とか無事登山口に到着です。登山口でおにぎりを食べてからスタートします。
歩き始めてすぐ大日嵓を通過します。
岸壁をくり抜いて作られたスリリングな道ですが、
しっかりした鎖が付いています。
エメラルドグリーンに澄んだ川沿いの道を歩きます。
つり橋を3つ渡ります。
千尋滝(せんぴろたき)
大杉谷の滝の中で最大の落差135mあります。
尾根の頂上付近から本流に流れ込む滝は、
天から降り注いでいるように見え、『天空の滝』とも呼ばれています。
シシ淵
ヒスイ色の水面が神秘的な絶景スポット。
渓谷の奥にはニコニコ滝が見えます。
先ほどシシ淵の奥に見えていた
ニコニコ滝 落差50m垂直に落ちる滝です
ここまでくればゴールの山小屋まであと70分です。
加茂助つり橋
長くて高さのあるつり橋ですが、
しっかり支えてあって思ったほど怖くありません。
16:40やっと
桃ノ木山の家に到着しました。
200人は泊まれる関西最大の山小屋です。
木のお風呂(石鹸不可)があり、汗を流せてさっぱりしました。
食事も美味しかったです。
登山口の標高が280m 桃ノ木山の家の標高が480mで標高差は200mですが、アップダウンがあって緊張する厳しい道でした。
水量の多い滝や深い峡谷続き、変化に富んだ景色に癒されて、あんまり疲れは感じません。
5月20日
コース:桃ノ木山の家6:35---七つ釜滝7:05---堂倉滝9:05---粟谷小屋10:30/10:40---シャクナゲ平12:30---日出が岳13:15/13:45---大台ヶ原ビジターセンター14:35
距離:8.7km 上り:1542m 下り:468m
朝食は6時から、卵かけご飯をしっかり食べます。
出発して30分急登を登ると連なる滝です。
七ツ釜滝、
数段に分かれた滝と滝つぼが連なる日本の滝100戦にも選ばれた名瀑です。
崩壊地
2004年台風により山肌が崩落し、巨岩で谷が埋め尽くされて、
10年間大杉谷が通行止めの原因になったところです。
水は透明で、底の岩まではっきり見えます。
光滝
落差40m裾が大きく広がっていて光が当たると
虹ができやすいことからこの名前が付いたそうです。
堂倉橋を渡ると
堂倉滝が見えます。
高さは20mですが、滝つぼが大きく印象的な滝です。
ヒメウツギ
ここから沢を離れ、急登が始まります。
80分ひたすら登り、やっと粟谷小屋に着きます。
粟谷小屋の前で、パンを食べて長めの休憩をとります。
その後シャクナゲ平までまた80分の登りです。
シャクナゲ坂にシャクナゲがほとんど咲いてません(ガッカリ)
シャクナゲ平まできて、やっとチラホラ美人のシャクナゲが咲いていました。
裏年なのかしら?
4年前来たときはいっぱい咲いていたのに・・・
日出ケ岳1695m
最後40分登ると日出ケ岳山頂です。
日本百名山の一つです。
曇り空ですが、西に大峰の山々がうっすら見えます。
東には熊野灘を見渡せます。
30分ほどゆっくり景色を楽しんでから
大台ヶ原駐車場に下ります。
バスは16時に1本だけです。
時間があるので、食堂で休憩して、牛丼とビールで乾杯。
大杉谷無事踏破を喜びあいました。
大杉谷は水量豊かな滝や渓流、手付かずの自然の多くが残り
関西の秘境と呼ばれています。
道は険しく、岩をくり抜いた崖をへつるような所もありますが、
どこも立派な鎖がつけてあって、安心して歩けました。
今度は紅葉の頃に来てみたいと思います。
帰りのアクセス:大台ヶ原16:00---橿原神宮前---大和八木---鶴橋---尼崎---三ノ宮
帰りは乗り継ぎも順調で、午後9時過ぎには自宅に帰ってくることができました。