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酒井としお氏の講演会で、努力の大切さを学ぶ。

2013年09月08日 21時01分17秒 | 自分を磨きましょう

Dsakai

9月5日宮崎市地域雇用創造協議会の主催で酒井としお氏の講演会へ行った。
テーマは、『心理学スキルを活かした集客方法と売れるキャッチコピーと、広告宣伝・販売促進のコツとセールス・交渉・話し方・コミュニケーションのスキルを教えます。』

商売に難しいことは「市場に存在する自社商品に関心の高い見込み客を見つけ出すことだ」と何度も話された。
それが一番であり、経営者の仕事であるという。誰が対象なのか特定することが重要であるとも。
そのために、他業種とのタイアップして、自らが仕掛けること、話題を媒体を使って広めること。特に無料のツールである、フェイスブック、ツィッターなどを活用してコツコツと努力することが大切である。メルマガで3,000人、フェイスブックで友人3,000人、ツィッターでフォロアーが10,000人位から、その成果がでるようだ。やはり数の力は大きい。特にクチコミの力は大きく、30人位の団体が声を上げてくれるので、探し出して呼びかけることが大切だと話された。意外なことに、そんな団体へ行くと誰も営業にこないという。

また顧客に忘れられない工夫をすること。メルマガや広報誌、ダイレクトメールもそのツールとなる。顧客に好かれるように、そして忘れられないように、手紙を書く、毎日8通、10年に渡って書いているという。その姿勢に一番こころ惹きつけられた。
楽にできる方法はないか、手抜きできないか・・という考え方よりコツコツ努力を積み重ねることが、王道なのだと感じた。

商品の良さ(商品価値)は自分でないとわからないので、専門家にに自分の手や足、体をつかって取り、業者に丸投げせず自分の頭で考えることが重要だと教えてもらった。また、商品の評価価値についても、自分自身が一番理解していることなので、ひと工夫して発信する。
誰かが書いてくれるのを待つのではなく、自分から伝えないとわからない、それが現実だ。どうしたら商品の魅力が一番伝わるか、理解をしてもらうか、日々研鑽の中から積み上げていくものだという。

伝えることのひとつに発信者の成功(不成功)ストーリがある。人はストーリー性のあるものに弱いという。
そこが自分の価値をあげることにつながる。

また「三方よし」の考え方についても聞いた。つまり、販促に趣味の発表の場を探している人に会場を提供する、その提供の場を通して顧客に喜んでもらう、そして店舗の売上もあがる、このように三者が利得する、そのような仕組みをつくる。

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一番学んだのは、顧客へのサービスである。通常の店は、新規の顧客を大切にする傾向があるが、既存の顧客こそ大切であり、一生をかけて大切にしていく仕組みづくりや手法が重要ということ。他人任せにせず、自分でできることは自分ですることで、いろんな発見がありそれがノウハウとなることを再認識した。

講師の派手なパフォーマンスの裏に、凄い努力と、顧客満足への強い意識、そして人の優しさを感じた講演会だった。特に、コンサルタントは講演で何を伝えるのかということに関しては、観客への愛情がないと何も伝わらないと私は感じる。その意味で、酒井さんの人間愛の深さが魅力なのだと思う。 お話の中で、「大勢の人の前に立って話をしていますが、実はほんの数年前までツルハシとシャベルを持ってヘルメットをかぶり、汗にまみれて、下水道を掘っていました。
その後、全治6ヶ月の絶対安静で身動きがとれなくなり、ウンチもおしっこも食事も自分ではできなくなりました。借金をかかえて、収入もなく、無職になりました
・・・( 実話 (^▽^; )(酒井としお氏談)
人生の中で本当に苦しみ、人の厳しさや優しさにたくさん出会われたのでしょう。そして乗り越えた人だけがわかる世界があるのだと思う。本気で生きている人に出会うと、自分自身の努力がいかに足りていないのか、わかる。謙虚にこれからも生きていきたいものだ。