10月初旬、会社の旅行で「昭和の村」に立ち寄った折、街頭紙芝居につかった自転車を発見。自身も紙芝居を企画する立場でもあり興味深くシャッターをきった。
先日、新聞に紙芝居の記事が書かれてあったので紹介したい。
戦前から昭和30年代にかけ、最盛期には全国で約5000人もいた街頭紙芝居は、貸本漫画や映画の人気に押されて次第に衰退。制作者が次々廃業し、水木しげるさん、白土三平さんら、紙芝居の絵を描いていた人が漫画家に転業したこともあり、「昭和の町の風景」は消えた。
「大恐慌で失業者が増えて紙芝居業者が増えたとか、GHQ(連合国軍総司令部)の検閲を受けたとか、紙芝居は日本の昭和史の一部分を映し出している」という。
街頭からは消えたが、地域の活動やイベントの出し物として健在だ。弁士の独特のパフォーマンスは外国人の注目を集め、「教材に使えないか」など、米国やドイツ、スイスから問い合わせが相次ぎ、対応に忙しい。「欧米には人形劇やのぞきからくりはあるが、紙芝居はない。紙芝居のコミュニケーション能力に魅力があるようです」(毎日新聞_11月1日_掲載_記事:堂馬隆之氏)より
所属する宮崎「橋の日」実行委員会で制作した紙芝居。現在も2名のボランティアの方により、宮崎市内で上映されている。